コンタクトのコラム

近視・遠視・乱視の違いって?タイプ別コンタクトの選び方も紹介

目の視界の状態は近視、遠視、乱視と三つに分けることができます。では、これらの違いとは何なのでしょうか?今回はそんな意外と知らない視界について解説していきます。

コンタクトの種類について

コンタクトレンズの種類は近視、遠視、乱視と三種類あります。(遠近両用タイプもありますがこの記事では省略します。)
目の見え方によって、対応するタイプのコンタクトを装用するのですが、近視や遠視、乱視とは具体的にどのような状態のことを言うのでしょうか。

目はカメラの構造とよく似ています。目に入る光が屈折し、レンズの役割を担う水晶体や角膜を通して眼球の後方の網膜と焦点が合わさることでモノを見ることを可能としています。

焦点

近視や遠視といった目の状態は、この焦点がうまく合わなくなってしまった視界状況のことを指します。

近視用コンタクトとは?

近視とは、ピントを合わせる調節力が低下し、屈折した光が網膜よりも前に焦点を結んでしまう状態を言います。

いわゆる「視力が悪い」人の多くがこの近視の状態であり、販売されているコンタクトレンズの大多数は近視用として作られています。

近視の場合、遠くのほうは見えにくいですが、近くは見えます。そのため、黒板が見えにくくなってしまった学生さんや、日常的にスポーツをする人、視力が低下してしまった人など幅広い人におすすめできます。

遠視用コンタクトとは?

遠視は、近視と同様にピントを合わせる調節力が低下することで、目に入る光の屈折が網膜よりも後方で焦点を結んでしまう状態のことを言います。

近視とは異なり、遠視は近くのものも遠くのものもはっきりと見ることができません。

遠視は老視(老眼)と間違われることがありますが、二つは別のものです。

遠くは見えるが、近くは見えにくいという状態は老視(老眼)にあたり、老視は加齢によって水晶体の弾力が低下することによって生じますが、遠視は水晶体の光の屈折の弱さによって生じます。

老視は40代以降の方に多く見られますが、一方で遠視は、成長段階である子どもがなることが多いのです。

遠視は、屈折異常の一つとして考えられます。遠視の発症原因は遺伝的な要素もありますが、ほとんどは眼球の奥行きや、成長期による角膜や水晶体の屈折の弱さといった子どもの体格の違いによって生まれます。

遠視は大人になって発症することはほとんどないとされています。大人になってからは遠視だと自覚した人は幼少期の軽度の遠視が自覚されるようになったとみて良いでしょう。

幼少期に多い遠視ですが、低年齢のコンタクト使用は避けたほうがいいため、大人になって遠視を自覚した方が使用しましょう。

乱視用コンタクトとは?

最後に、乱視の状態について説明します。

乱視は主に角膜や水晶体が歪んでしまったことで発生します。焦点を一点に集めることが出来なくなってしまい、その結果モノがぼやけて見えるようになってしまったのです。

このぼやけて見える乱視を乱視用のコンタクトレンズを装用することで補正します。

  • 夜になると目が疲れてくる
  • 信号や夜景が何重にもぼやけてみえる

このような症状がある人は乱視になっているかもしれません。近視用コンタクトや遠視用コンタクトを装用している場合でも、乱視は補正することはできません。

視力を矯正しているにも関わらず遠くの文字がぼやけてみえる場合は乱視用コンタクトの装用を考えてみてもよいかもしれません。

ただ、角膜の異常によって生じる不正乱視である場合、乱視用のコンタクトレンズを装用しても補正できない可能性があります。

状況に合わせたコンタクトの選び方

近視用コンタクトの選び方

酸素透過率で選ぶ

近視用コンタクトレンズで注目したいのが「酸素透過率」です。酸素透過率は、レンズがどれだけ酸素を通すのかを割合で示したものを指します。

角膜に酸素が十分に供給されないと、目のトラブルの原因となることも。裸眼の時と比較してどれだけレンズに酸素が行き届くかチェックしましょう。

含水率で選ぶ

含水率とは、レンズ中の水分の割合を表しています。この含水率が高いほど、レンズは水分を多く有していることを意味します。水分が多いとつけ心地がよく、目になじみやすくなります。

含水率が50%以上のレンズを「高含水レンズ」、50%未満を「低含水レンズ」と呼びます。

含水率

遠視用コンタクトの選び方

度数で選ぶ

遠視はどこにも焦点が合わず、遠くも近くもぼやけてみえてしまっています。そのため、何よりも大切なのが自分の視力に合ったレンズを装用することです。

近視用のレンズの度数はマイナス(-)で示されますが、乱視用はプラス(+)で度数が示されています。同じコンタクトレンズでもその度数によって遠視や近視に分かれるので、度数を間違えることがないように注意してください。

どの度数が自分に合っているのか、眼科で診察を受けるようにしてください。

乱視用コンタクトの選び方

安定性で選ぶ

乱視用コンタクトを選ぶ場合、何よりも重要なのは安定性です。乱視用コンタクトは目の動きに合わせてレンズを回転させ、補正しています。

そのため、レンズが正しい位置に安定していなければ全く意味がないものになってしまいます。矯正力を最大限に発揮するためにも、レンズの安定性を重視するようにしましょう。

レンズの薄さで選ぶ

乱視用コンタクトは他のコンタクトとは異なり、レンズが分厚くなっています。

そのため、あまり分厚いレンズを選んでしまうとつけ心地が悪く、長く装用することが出来ない場合があります。乱視用コンタクトを選ぶ際にはレンズの薄さにも着目してみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

近視、遠視、乱視について説明してきました。自分の視界の状態に合ったコンタクトを選ぶことが大切です。自分の目はどういった見え方をしているのか考え、適したコンタクトレンズを使用するようにしてください。