目のコラム

デスクワーカー必見!目に優しいディスプレイの明るさ設定とは?

仕事上パソコンを使うことが多くて、なかなか目の疲れが取れない…そんな悩みを抱えてはいませんか?しかしデスクワーカーのあなたは特に、パソコン作業はどうしても避けられない時間でもあります。

そこで本記事ではパソコンと疲れ目の関係を徹底リサーチし、今日からできるパソコン周りの疲れ目対策をお伝えします。本記事を参考に、疲れ目対策を早速取り入れ、より快適にお仕事に組みましょう。

パソコンを使用していると目が疲れる理由

まずはパソコンを使用するとなぜ目が疲れてしまうのかその理由についてみていきましょう。

疲れ目の原因にはパソコンを見るときの目の動きが関係しています。私たちはものを見るとき、目の中にある水晶体という部分を調節しながら、ピントを合わせています。水晶体はカメラでいうレンズのような働きをしているのですが、この水晶体を調節するのが毛様体筋という筋肉です。毛様体筋はピントを合わせたり緩めたりする度に水晶体を引っ張ったり緩めたりして水晶体の厚さを調整しています。

例えば長時間のパソコン作業のように近くのモノをじっと見続ける状況では、毛様体筋はずっと緊張していることになります。この状態は長く続けば続くほど、筋肉疲労を起こしやすくなるのです。また、このように長時間同じ距離でパソコンの画面を見ることは、長時間同じ距離で目のピントを合わせたままの状態だということです。

その結果、一定距離を保持したまま目の機能がフリーズしてしまい、それ以外の距離に合わせようとしても合いにくくなることがあります。長時間のパソコン作業を終えた後に、遠くがぼやけた感じになることがあるのはそのためです。そのほか使用しているメガネやコンタクトレンズが合っていない人や目の調節力が落ちてきて老眼が始まった人はより目を酷使ししやすいと言えます。上のような条件が当てはまる人はより入念に疲れ目対策を行う必要があると言えるでしょう。

また、パソコン作業によって引き起こされるドライアイも疲れ目を引き起こす原因になります。通常時の目の表面は涙に覆われ、全体的に滑らかな状態を保っていますが、目が乾いていると涙が表面を全て覆うことができずに表面がでこぼこしてしまいます。すると、通常であればピントが合っているような状態でも視界がぼやけやすくなってしまうのです。そうすると脳はピントを合わせようと無理に筋肉を動かして調節します。通常よりも目の周りの筋肉を酷使することになり、より疲れがたまるのです。

さらに、長時間パソコン作業に没頭することによる休憩不足や日頃の睡眠不足は目の疲れを助長します。それは目を構成する細胞に十分な栄養や酸素が行き届かなくなるためです。その結果、細胞の代謝が低下し、疲労を回復しづらくなるという悪循環に陥ってしまいまうのです。また、疲れ目と肩こりには相関関係があり、首こりや肩こりが疲れ目に影響を及ぼす場合もあれば、目を酷使することで首、肩などの筋肉や神経に負担をかけ、首こりや肩こりを引き起こす場合もあります。

ディスプレイの疲れ目対策を一挙紹介

ここでは主にディスプレイにまつわる疲れ目対策についてお伝えします。ディスプレイの設置や設定を工夫することで疲れ目を軽減する方法があるのです。

パソコンの作業環境を確認

自宅でテレビを見る際に太陽光の反射が気になってテレビ番組に集中できない…そんな風に思ったことはありませんか?

こういった画面の光の反射はパソコンでの作業にとっても非常に邪魔ですよね。この映り込みは集中力を削ぐだけでなく、反射光によってピントがずれやすくなり疲れ目の原因にもなるのです。

したがって、パソコンのディスプレイに反射光が入り込まないような作業環境にすることがまず重要です。具体的に注意すべきこととしてまず挙げられるのが、照明や窓とパソコンとの位置関係です。例えば、照明が中央付近にある部屋で、壁に向かってパソコンを設置するようなレイアウトだと背後から光が入り込み、パソコンの画面が反射しやすい状態になります。この状態がずっと続くと疲れ目の原因になるので、パソコンを置く向きを変えるなどレイアウトの調整が必要となります。位置関係と同時に部屋の照明の明るさにも気を配ることが重要です。

一般的には部屋を暗くしすぎないことを重視する傾向がありますが、明るすぎると画面の輝度に差が出てしまいます。画面の明るさを見つつ、目に優しい照明の明るさを心がけましょう。さらに、エアコンの温度設定や送風の方向にも注意する必要があります。エアコンの温度や風の向きはドライアイの原因になることがあります。例えば正面から風を受け続けながらパソコン作業をすると特にドライアイになりやすくなります。空調との位置関係も見つつレイアウトを決めましょう。

また、反射光対策にはディスプレイ自体への工夫も有効です。ディスプレイには大まかに二つの種類があります。それがグレアパネルとのグレアパネルです。グレアパネルは蛍光灯の光がはっきり映り込んで画面が見えづらくなり、目に負担がかかりやすいとされています。一方のノングレアパネルは同じ蛍光灯の光でも映り込みを低減することができ、目にかかる負担も小さくて済むのです。したがって画面に光沢があるグレアパネルは、画面全体で黒が引き締まって色鮮やかな表示になるため、映像鑑賞など画質重視の使用には向きますが、一方で光を反射しやすいというデメリットを持つことになります。

一般的なパソコン作業においては、光が画面に映り込みにくいノングレアパネルの液晶ディスプレイを使用するのがおすすめです。また現在使用しているパソコンがグレアパネルであるというあなたは、光の反射を抑えるようなフィルムが販売されているので活用してみましょう。

パソコンを見る姿勢のチェック

パソコンのディスプレイを見る際の姿勢にも注意が必要です。一般的に目とパソコンの画面との距離は40センチ以上、横に長いディスプレイならば50センチ以上が好ましいとされています。ワイド画面のほうがより距離を必要とするのは、横に広いぶん距離を取らないと視野に画面全体が収まらないためです。

このほか、画面の解像度や文字サイズ、視力によっても条件は変わってくるので、自分にとって一番目が疲れにくい姿勢を見つけましょう。ただし、画面の大きさや形に関わらず、目とパソコン画面との距離が30センチに満たないような近さの状態が続くと、目は非常に疲れやすい状態になります。

この視野の広さを確認するのにオススメのチェック方法をご紹介します。まずA4用紙を準備してください。次にパソコンの画面と自分との間に紙の長辺をあて、十分に収まるだけの余裕があるかチェックしましょう。A4の長辺はほぼ30センチなので、これよりもパソコンとの距離が近ければ画面に近づきすぎていると言えるでしょう。もしA4用紙の長辺よりも十分長い距離があれば少なくとも画面と近すぎるということはないでしょう。オフィスでいつでもできるチェック方法だと思うので、パソコンの画面に近づきすぎていないか定期的に確認してみましょう。

また、画面に近づきすぎて、前屈みの姿勢になってしまうと、肩や首に大きな負担がかかってしまいます。はじめに触れたとおり、肩こりや首こりの疲れ目の原因になるので、画面の近づきすぎには注意しましょう。

画面を見上げてパソコンを使用するのも、目の乾燥の原因になります。画面を見上げることで自然と目を大きく見開く状態が続いてしまうのです。少しパソコンの画面を見下ろすくらいの位置に調節して、目の潤いを失わないように心がけましょう。また、必要な書類とパソコンの画面との距離が離れていることも目の疲れの原因になります。距離が遠ければ遠いほど目を動かす距離が大きくなってしまうためです。書類フォルダーなどを有効に活用して、画面から大きく目を離す頻度をできるだけ少なくしましょう。

最後に、パソコン作業時に椅子に座る姿勢も重要です。まず目の高さはディスプレイの一番上の部分と同じくらいか、それより少し上になるように維持します。モニターは顔の正面になるように調整し、角度も斜めにはしないのがポイントです。一般にディスプレイからの視線の角度が35度以上になると目に負担がかかりやすいと言われています。キーボードは上腕が垂直に下りるような位置に置きましょう。しかしノートパソコンを使用している場合はこのような設置が難しいかもしれません。

そんなあなたにはノートパソコンをスタンドで固定し、外付けのキーボードを使うという手段も有効です。椅子に深く腰掛け、背もたれを使って背筋を伸ばし、足の裏全体が床につく姿勢を保つように心がけましょう。この良い姿勢を維持することで、首や肩、腰に余計な負荷がかかりにくくなりさらなる疲れ目を予防することができます。逆に猫背の姿勢のままパソコン作業を続けると、長期的に健康を害する要因になるので気を付けましょう。身長や椅子などの関係で、足の裏が床につかない場合は、フットレストの利用も検討するのがオススメです。

パソコンのディスプレイの明るさ設定を見直す

ここからはパソコンのディスプレイの設定自体を見直す方法について見ていきましょう。

まずはディスプレイの明るさを調整して見ましょう。ディスプレイ表示の明るさ、つまり輝度は、初期設定のまま使えばよいというわけではありません。最初にご紹介したように設置場所の明るさに合わせて調整することで、目にかかる負担を大きく軽減することができます。

例えば、通常のオフィスの明るさである300~500ルクスの光量下では、ディスプレイの輝度は100~150カンデラ/平方メートル程度に調整するのが望ましいとされています。ルクス?カンデラ?どうやって測るの?と疑問に思ったあなた。安心してください。身近なあるもので簡単に明るさを見極めることができるんです。まずは手元にコピー用紙など白い紙を用意しましょう。

次にパソコンの画面を白くなるように設定します。もしお使いのパソコンにメモ帳機能があるなら、初めの状態が白紙に近い状態になるので、それを利用するのがオススメです。準備が整ったら照明の下で紙と画面の明るさを並べ、できるだけ明るさが一致するようにディスプレイの輝度を調整します。こうすることで、だいたい適正な輝度にディスプレイを調整することができるのです。パソコン画面の近くに白い紙を並べて、よく見比べながらディスプレイの輝度を調整すると非常にわかりやすいです。特にデスクワークでは紙の資料とディスプレイの画面を見比べて作業することが多いと思います。照明の下で見る紙の明るさと、パソコン画面の明るさを近づけることで、目にかかる負担が随分軽減されますよ。ただ時間帯によってパソコンの画面の適正な輝度も変化する場合があるには注意が必要です。朝と夜とでパソコンを設置しいてる環境の明るさが極端に変わる場合はパソコンの輝度もこれに合わせて変えると良いでしょう。手動で調整を行うのは面倒くさい…そんなあなたは外光に合わせてパソコンの画面輝度を自動的に最適化してくれる機能が備わったディスプレイの導入を検討しましょう。様々な種類のディスプレイがあるので、ぜひこの機能にも注目してディスプレイを選んでみましょう。

ディスプレイのブルーライトを抑える

疲れ目を引き起こすとして、よく挙げられる原因一つにブルーライトがあります。ブルーライトとは波長が380~500nmの領域にある、青色の可視光線のことです。人の目に見える光の中でも紫外線に近い波長を持った光を指します。ブルーライトはエネルギーが非常に強く、水晶体や角膜で吸収されることなく網膜に到達してしまいます。

そのため長時間ブルーライトを浴び続けると、目に大きな負担がかかり、疲れ目を引き起こしてしまうのです。ではなぜこのブルーライトが最近注目されているのでしょうか。それには近年のディスプレイの流行が関係しています。LEDが開発されるに従って、パソコンのディスプレイにも採用されるようになりました。 LEDバックライトが搭載されている液晶ディスプレイは色温度が高い、つまり白が青っぽく表示される製品が多く、従来型のディスプレイよりもブルーライトを強く浴びてしまうケースが増えているのです。このディスプレイからのブルーライト対処法としては、ブルーライト対策メガネの使用や液晶ディスプレイ表面にブルーライト低減フィルムを貼るといったやり方がオススメです。

さらにディスプレイの画質調整が可能な製品ならば、ディスプレイ側の色温度を下げることでブルーライト対策をすることもできます。例えば、一般的なディスプレイに用いられている6500~7000K程度の色温度を、5000Kに変更すれば、ブルーライトに相当する400~500ナノメートルの波長が約20%カットできるという実験結果もあるそうです。さらに先ほどご紹介したように画面の明るさを目が疲れない適切な輝度に調整することも実はブルーライトカットにつながっています。輝度を最適にすることで合計60~70%程度のブルーライトを減少することが可能だとされています。よく売られているブルーライト対策メガネの多くは、最大でも50%程度のカット率と言われているので、それを上回る効果がパソコン画面の調整によって得られるのですね。ただし、ディスプレイの色温度を下げるということで、画面全体が赤から黄色っぽい表示になり、元どおりの色とは違う色を見ることになります。そのため、オフィス文書を扱う作業では色温度を下げ、写真や画像を扱うようなクリエイティブな作業では通常の色温度に戻す、といった使い分けをすると良いでしょう。

また、販売されているディスプレイによってはブルーライトを抑制する表示モードを備えているものもあります。簡単な操作で切り替えられるほか、アプリケーションごとに自動で表示モードを切り替えられるソフトウェアが用意されている場合もあるので、手動での色温度の切り替えを実質的になくすといったことも可能です。

ディスプレイのチラツキを抑える

最近のディスプレイで主流であるLEDバックライトは、その明るさを調整する仕組み(調光方式)によって疲れ目の原因になるケースもあります。具体的には大半のディスプレイが採用する「PWM(Pulse Width Modulation)調光」と呼ばれる方式には注意が必要なのです。この方式ではLED素子の点滅時間を調整し、点灯している時間を長くすることで明るく、消灯している時間を長くすることで暗く、ディスプレイの輝度をコントロールしています。

人によっては、この画面の明滅がチラツキとして感じられることがあります。このチラツキが疲れ目を助長するのですね。チラツキの感じ方は個人差が大きく、同じディスプレイを使っていてまったく気にならない人も多いと言います。そのため同一機種を一括導入しているオフィスでも、なかなかディスプレイが原因であることが発覚しにくいです。

チラツキが気になるというあなたは個人的な対策を施す必要があるでしょう。この画面のチラツキを防ぐには、ディスプレイの選択が重要になってきます。ディスプレイによっては「DC(Direct Current)調光」と呼ばれる原理的にチラツキが発生しない調光方式や、ハイブリッド型の「EyeCare調光」など、特殊な調光方式でチラツキを防止していルものもあります。こうしたチラツキに配慮した製品を導入することで、原因が分からなかった疲れ目がすっきりと解消する可能性があるのです。

フォントサイズとカラーの調節

パソコンの画面に表示される文字のサイズやカラーも適正に調整することで疲れ目対策になります。画面の設定でフォントサイズを自分の読みやすい見やすい大きさに変更してみましょう。小さすぎる文字を読み取ろうと目を凝らすことで、目の疲れを助長してしまいます。

また文字を大きくすることはパソコンの画面と目の距離を広げることにもつながります。カラーは、基本的には薄い背景に濃い文字色というのが目に負担が少なく、スタンダードに白の背景に黒の文字というのが、一番読みやすいとされています。しかし白は目への負担が大きい色であることもまた確かです。従って思い切って背景を黒にして、文字を明るい色にすることで、目の負担を抑えつつ、読みやすさも求めることができます。多くのブラウザでは、テキストサイズも変更することが可能です、常に見やすい大きさに設定しておくことで、目の疲れを軽減することができるのです。

デスクでできる、疲れ目対策

ここではデスクでもできてしまうようなお手軽な疲れ目対策についてお伝えします。今すぐできるものばかりですので、早速日々の生活に取り入れてみましょう。

目のストレッチを行う

眼精疲労の大きな原因は、目のピントを合わせる役割を持つ筋肉が過労によって凝り固まってしまうことです。目のストレッチによって目の筋肉をほぐし、血行を促してあげることで眼精疲労を改善へ導くことができます。目のストレッチはデスクでの仕事中、30分~1時間おきに行うようにするとより効果的です。ここではいくつかのストレッチをご紹介するので、ぜひお好きなものから取り入れてみてください。

まばたきストレッチ

まずは自分の親指をピントが合うギリギリの距離にして立てましょう。その親指を見つめながら、目を思い切りギュッと閉じ、パッとあける動作を10回繰り返します。まぶたの開閉にはそれぞれ目の筋肉を緩めたり縮めたりする働きがあります。これを繰り返すことによって目周りの筋肉をストレッチさせることができるのです。

左右上下ストレッチ

まずは両目をギュッと閉じて、パッと開く見開きの動作を行いましょう。つぎに、頭を動かさないように注意しながら、目だけで右を見ます。同様にして、左、上、下を見ます。
上下左右の運動が終わったら、最後に再び力を込めて両目を閉じて開きましょう。目を上下左右に動かすことによって凝り固まった筋肉の血流を改善し、疲れをとることができます。目周りの筋肉を動かすのが目的なので、顔は正面に向けたまま動かさずに、にらみつけるように視線だけを送ります。鼻や頬など顔のパーツを見るつもりで行うのがポイントです。

ウインクストレッチ

まずは左右交互にウインクを10~20回ほどリズムよく行いましょう。それが終われば少しスピードを速めて10~20回ウインクを繰り返します。今度はゆっくりと柔らかいウインクを10~20回繰り返します。最後は意識的にギュッと強めに10~20回ほど目を閉じます。仕上げに両目をギュッと閉じてパッと開く動作を3回ほど繰り返して終了です。
ウインクをすることで目の周りの筋肉がほぐれ、適度な刺激で涙が全体にゆきわたルコとで目がスッキリとします。できる範囲のリズム良いので、無理をせず行いましょう。

クルクルストレッチ

まずは右回りにゆっくりと眼球を回しましょう。2~3周が目安です。同じ様に左回りで眼球を2~3周回します。それが終われば最後は寄り目にして5秒間キープします。目をリラックス状態にしたら終了です。先ほどご紹介した目を上下左右に動かすストレッチとはちがい目をなめらかに動かすのが目的の体操です。あまりやりすぎると目が回ってしまうので注意しましょう。視界に色々なものが入ってきますが、集中力を高め、目のふちを見るような感じで行うのがポイントです。

ツボを押す

眼精疲労にはツボ押しも効果的です。目周辺の神経に直接働きかけることができるので、即効性が期待できます。ツボを押すときは気持ちよく感じる程度の強さで5秒ずつ×3回ほど刺激します。目の周りの皮膚は非常にデリケートなので、力を入れる、強く押す、こするなどは避けるようにしましょう。くまやシミの原因となることもあります。

晴明(せいめい)

晴明

晴明は鼻筋と左右の目頭の間にあるツボです。まぶたに近いので、強く押すと目を圧迫してしまう可能性があります。わずかに触れる程度の優しい強さで押すようにしましょう。目頭のくぼみにある、 指で軽く押したとき鼻の奥に刺激を感じれば正解です。晴明は目に直接働きかけて、目の周辺のコリをとり、痛みをやわらげて不快感をとるツボとして知られていて、眼精疲労に効果的です。晴明にはそのほか目元のシワ取り効果もあります。

瞳子りょう(どうしりょう)

瞳子りょう

瞳子りょうとは目尻から親指一本分外側にある、骨のくぼみのところにあるツボです。目元のシワ取り、頭痛改善にも効果があります。

風地

風池(ふうち)とは、後ろ髪の生え際を首の中心から外側へなぞり、上を向いた時に止まる場所にあるツボです。

風池

まずは両手で頭を抱えるようにしながら両方の親指で「風池」がある周辺を探り、気持ちいいと感じるところを押します。そしてそこを起点に徐々に上へ上がりながら親指で頭全体を押していきます。このとき頭の中心に向かって押すようなイメージで指圧するとより効果的です。肩こりがひどく肩を上げて押すのが大変なあなたは、頭を親指に押し付けるように後ろに傾けると楽に押すことができます。このツボもあまり強く押しすぎないのがポイントになります。

太陽(たいよう)

太陽は眉尻と目尻の中間から、 ややこめかみ寄りのところにあるツボです。眼精疲労の解消や、かすみ目の改善、偏頭痛に効果があると言われています。指を目尻から外側に水平になぞったときに、へこんでいる部分が「太陽点」です。デスクワークの最中など、目が疲れたときに両方の親指または中指を使ってゆっくりと力を入れて押してみましょう。太陽はあまり力を入れて強く押すと、揉み返しが出る場合があるので要注意です。指を肌に垂直にあてて押すようにするとより効果的です。

ガムを噛む

疲れ目対策の一つにガムを噛むというものがあります。どうしてガム?と思うかもしれませんが、ガムを噛む、つまり咀嚼をすることは顔の血流を促すことにつながり、同様に目の血流改善にも繋がります。血流が良くなると目の筋肉の凝りを改善してくれます。

またガムを噛むことで脳内の血流を良くし、神経細胞を活性化させて集中力を高める効果も期待できます。パソコン作業中にガムを噛むようにすることで、眼精疲労を予防することができるのです。北里大学医療衛生学部の浅川氏の研究によってもガムを噛むことの効果は証明されています。浅川氏の研究では、ガムを噛むことで、白目の部分の血流がガムを噛む前の70%近く上がるという実験結果が出たそうです。

また白目のすぐ近くには、目のレンズの役割をする水晶体を調節する毛様体筋という筋肉があります。この毛様体筋の疲労が疲れ目の原因になることは最初にご紹介した通りですね。ガムをかむことでこの毛様体筋にもよい影響を及ぼすことができるとなれば根本的に疲れ目を解消することにもつながりますね。

また、老眼など、加齢によって毛様体筋が弱り、近くにピントが合わせづらくなっている状態の目にも、ガムをかむことが一定の効果を発揮してくれます。ガムを噛む目安としては、1日に1回、10分間程度が適切でしょう。長くかみ過ぎて味がなくなったガムでは、かむことが苦痛になって逆効果です。自分の好みの、おいしく感じるガムを選ぶのがポイントです。ただ、噛むものは必ずしもガムである必要はなく、重要なのは咀嚼というかむ行為です。もし仕事中にガムを噛むことに抵抗があるというあなたは普段の食事の際に注意してみると良いでしょう。なかには、ガムが苦手だったり、入れ歯でできなかったりする人もいるでしょう。普段の食事をできるだけかんで食べることを心掛けたり、歯ごたえのある食材を積極的に選ぶようにしたりといったちょっとした工夫が疲れ目対策になります。

目を休ませる

ここまで様々な疲れ目対策をご紹介してきましたが、眼精疲労の予防にもっとも効果的なのは、ずばり目を休ませることです。パソコン作業中などには1時間ごとに最低10分ほどこまめに休憩をとりましょう。

休憩の際は遠くの方を見て、近くにピントが合ったままの状態が続き緊張している目の筋肉をほぐしてあげるのがおすすめです。遠くをぼんやり眺めるなどしましょう。休憩をとるのが難しい場合には目に負担をかけない作業に切り替えるのがオススメです。資料をシュレッダーにかけたり、コピーをとったり目を酷使しない作業をパソコン作業の間に挟むことで疲れ目を軽減することができます。よく休憩中にスマホやタブレットの使用に時間を費やしてしまうことがありますよね。しかし、これではまったく目を休めることになりません。席を立って歩き、室内または屋外で遠近を交互に見るなどしてピントの調整機能を使うようにしましょう。

休憩をついつい忘れてしまうというあなたは、パソコンのソフトやスマホのタイマー機能を使って休憩時間を思い出す工夫をするのも効果的です。最近ではディスプレイ自体に休憩時間を促す機能が備わった製品もあるのでぜひ活用してみましょう。

メガネやコンタクトレンズの見直し

最後にデスクからは少し離れますが、前提となるメガネやコンタクトレンズの適正な使用についてみていきましょう。視力は日々の生活の中で徐々に変化していくものです。たとえ調整したメガネやコンタクトレンズを装用していても、同じ度数のまま長年使い続けていると、知らず知らずのうちに度数がずれている可能性があります。度数のずれたメガネやコンタクトレンズを使い続けると、目の疲れや偏頭痛を引き起こします。目のピントを合わせようと筋肉が無理をする状態が常に続くということなので、非常に目に負担がかかります。

この問題は、休憩中に目薬を差したり、休ませたりといった対策では対処することができません。ただ厄介なのは、ある日を境にいきなり視力が変化するわけではないことです。そのため、目の疲れや頭痛という症状が出ていても、原因が特定しにくいことがあります。しかし、このずれを放置しておくと、緑内障など症状の悪化につながる危険性もあります。会社や学校の健康診断なども含め、最低1年に1回は視力のチェックを行い、度数がずれていないか確認を怠らないようにしましょう。

まとめ

ここまで、疲れ目とパソコンの関係について網羅的に見てきました。どうしてパソコン作業が疲れ目の原因となりやすいのかよくわかっていただけたでしょうか。また、ご紹介したようなディスプレイの調整による疲れ目対策やデスクでできる疲れ目対策をできるだけ取り入れていくことで、疲れ目の大幅な軽減につながります。現代の仕事と切っても切り離せない関係になったパソコンは、いくら目が疲れるといっても使用を避けることは難しいのが事実です。

本記事でご紹介したような疲れ目対策を参考に、自分の健康に配慮しながら、パソコンと良い関係を気づいていきましょう。本記事が疲れ目に悩むあなたがパソコンと疲れ目との関係を深く知り、日頃の生活に疲れ目対策を取り入れるきっかけになれば幸いです。