目の病気

黒内障とは?黒内障の症状と治療法を説明します

黒内障という病気を知っていますか?

白内障や緑内障等と同じく目の病気のひとつですが、比較的珍しい病気のため聞いたことがないという人も多いでしょう。黒内障は視力に影響が出る病気です。先天性のものもありますが、後天性のものだと突然発症することもあります。

今回は黒内障の症状と治療法について解説していきます!

黒内障とは?

白内障のように黒目が白くなるなどの「黒目に異常が全くみられない」にも関わらず、目が見えにくくなってしまう病気です。

黒内障には以下のように先天性と後天性の2種類があります。

  • レーバー先天性黒内障(先天性)
  • 一過性黒内障(後天性)

レーバー先天性黒内障は、遺伝子異常によって引き起こされる先天性の視力障害です。外見では黒目の異常を発見できなくても、網膜電位図検査で視細胞の活動をみて判別することができます。また、合併症として白内障を発症していることもあります。

次に一過性黒内障ですが、こちらは眼動脈に血栓が詰まることで起こるといわれている後天性の一時的な視界不良です。網膜への血流が途切れてしまうことで発症します。

黒内障の症状

レーバー先天性黒内障

生後数ヶ月の間にわかることが多く、以下のような症状が現れやすいと言われています。

  • 振子様眼振(ふりこようがんしん)
  • 対光反射が弱いまたは消失している
  • 目を強くこする
  • 重度の視力障害

上記の症状は、黒目がゆらゆら動いたり、 黒目に光を当てても瞳孔が小さくなる等の変化が見られない等の肉眼で判断できる症状です。目を強くこすってしまう場合は、目を保護してあげる工夫が必要になります。また視力は0.1未満のことが多く、ほとんど見えていない場合が多いです。

一過性黒内障

網膜への血流が血栓で詰まってしまうことで起きることが多く、片目に症状が現れやすいといわれています。これは、両目共に同時に血栓が詰まるケースは滅多にないことが理由です。血栓がなくなると視力は回復するので症状が長く続くことはなく、一時的なもので終わるのが特徴です。

血栓が詰まり一過性黒内障を引き起こすと、一時的に以下のような症状が現れます。

  • 片目(ごく稀に両目)の視界不良がおこる
  • 片目(ごく稀に両目)が全く見えなくなる

上記の症状はすぐに消えると言われていますが、一過性黒内障は「脳梗塞」と関係している場合もありますので、すぐに病院を受診することをおすすめします。

黒内障の治療法

レーバー先天性黒内障は、現在の医療ではまだ有効な治療法はありません。

しかし、現在治療法はなくとも治療に関する研究は進んできていますので、将来の治療の可能性のためにも「目を大切に保護」してくことが重要です。眼鏡や遮光眼鏡をかけて視力等を矯正しつつ、有効な治療法生まれるまで視力を伸ばすようにします。

一過性黒内障の場合は、まずは眼科や内科で症状の判断をしてもらい、最終的には脳神経外科で精密検査を受けて判断することになります。

原因は動脈硬化にあるので、視力の治療というよりも「血栓が詰まるのを防ぐ治療」が必要です。手術が必要になる症例もありますが、通常は「抗血小板剤や抗凝固剤」等の内服薬を使って一過性黒内障の原因を取り除き、動脈硬化や脳卒中などの命にかかわる病気を予防していく治療をします。

同時に生活習慣の改善も必要となってきますので、健康的な生活を心がけるようにしましょう。

まとめ

黒内障は2種類あり、先天性ものと後天性のものでは症状や対処法が異なります。

後天性の一過性黒内障の場合は、その影に脳梗塞などの大きな病気がかくれていることがありますので、すぐに病院を受診することが早期発見につながります。先天性のレーバー先天性黒内障は、子供の場合はゴーグルなどで目をこすらないように保護することで、将来の治療の可能性につながります。