目と美容

【解説】左右の目の大きさを揃える方法って?

自分の顔は毎日見るものですが、ふと鏡で見たときに以前と変わったと思うようなところはありませんか?それは生活習慣や、無意識にしている日々の動作で顔が変わってしまっているのかもしれません。顔はそうそう変わらないと思いがちですが、意外と変わりやすいものです。

特に分かりやすいのが、「左右で顔が違う」場合です。生まれつき左右完璧に非対称という人はいませんが、多くの場合、ゆがみや表情筋のつき方で左右の差が目立つようになります。

今回は、顔の変化の悩みの中でも、「左右の目の大きさが異なる」という悩みについて原因や解消法を紹介します。左右の目の大きさを変えてしまう悪い習慣を避け、目のトレーニングをして左右の目の大きさを揃えましょう。

目の大きさが変わってしまう悪い習慣

「目が小さい、細い」「目がはれぼったい」「垂れ目」など、目元の悩みはいくつもありますよね。そのような目の悩みの中でも意外と多いのが「左右の目の大きさが違う」という悩みです。

生まれつき片方の目が一重まぶたで、もう片方の目が二重まぶたなので目の大きさが異なる方もいますが、実は日々している何気ない動作でも目の大きさは変わってしまいます。もともと顔の表情筋は生活習慣の影響を受けやすいと言われており、その中でも目はちょっとした癖や表情筋のゆがみで左右の大きさが変わりやすいのです。

物理的に眼球の大きさが変わってしまうという訳ではなく、表情筋の引きつりや衰えにより、しっかりと目が開かないことによって目の大きさが異なって見えます。

まずは左右の目の大きさが変わってしまう原因となる動作や、生活習慣をチェックしていきましょう。無意識に行っていることもあるので、なるべく意識して目の大きさが変わってしまう悪い習慣を避けることが重要です。

よく頬杖をつく

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1つ目は誰もがよくやるであろう「頬杖をつく」という行為です。頬杖をつくことにより、つく側の顔の表情筋が圧迫され、表情筋がゆがんでいきます。左右均等に頬杖をつくという人は少なく、頬杖をつく側が偏ってしまいがちなので顔の片側だけがゆがんで、左右の目の大きさに差異が生まれる原因となります。

頬杖の他にも、「足を組む」「バッグを持つ手が決まっている」など、左右非対称の行動は体のゆがみの原因となります。体がゆがむと顔もゆがんできて、ゆがみが目の大きさにも表れてきます。

横向きで寝ている

2つ目が「横向きで寝る」という行為です。横向きで、左右どちらか決まった向きでないと眠れないという方も多いのではないでしょうか。いつも同じ向きで寝ていると、下にしている方の顔や骨盤に圧力がかかり、ゆがみの原因となります。

また、寝るときに枕を使用する方が多いと思いますが、この枕によって側頭骨という耳の近くにある骨が引っ張られます。それにより、枕側に位置する目が大きくなることもあります。

スマートフォンの画面を長時間見続けている

現代ではスマートフォンが必需品になっていますが、長時間スマートフォンの画面を見ていると左右の目の大きさに差異が生まれてしまうと言われています。人間には利き手、利き足と同じように「利き目」があり、スマートフォンの画面を長時間見てしまうと利き目の表情筋ばかりが発達してしまうためです。

その結果、利き目だけが大きくなっていってしまい、左右の目の大きさに違いが出てきます。また、PCの画面を見る、細かい作業を行う、など長時間近くのものを集中して見ていると、同じように利き目ばかり大きくなってしまいます。1日8時間以上スマートフォンなどを見続けている場合は要注意です。

左右の目で視力が違う

左右の目で視力が違ったりするのはそう珍しいことではないのですが、目の大きさに差異が生まれる原因になります。視力に左右差があると、無意識に視力が良い方の目を使って物を見ようとします。その結果、使わない視力の悪い方の目の筋力が衰えてしっかりと開かなくなり、小さく見えるようになります。

また、使わない方の目が小さくなっていくのと同時に、視力が良い方の目の表情筋が発達してしまい、大きく見えるようになるので左右の目の大きさの差が強調されてしまうことがあります。

歯の神経を抜いたことがある、差し歯がある

差し歯がある場合や、歯の神経を抜いたことがあると、通常よりも噛む力が衰えるようになり、片側の表情筋がゆるみやすくなります。そのため、顔がゆがんで片方の目が開きづらくなり、左右の目の大きさに差異が生じます。

通常通り歯を使っているつもりでも、無意識に弱い歯を使わないように意識が働くので、弱い歯がある場合にも顔がゆがみます。目だけではなく顔のゆがみが気になるときは「歯」の状態を確認してみましょう。

目の大きさを揃える方法

骨盤や顔がゆがむことが原因で左右の目の大きさに差異がある場合、ゆがみを治すことで目の大きさも揃ってきます。また、目元の筋肉のトレーニングをして、使われていない方の目の筋肉を鍛え、目の大きさを揃える方法もあります。自宅で簡単にできるマッサージやトレーニング方法をいくつか紹介します。

うさぎのポーズ

ウサギのポーズ

左右の目の大きさが違う方は、頭皮が凝り固まっている方が多いようです。そこで、「うさぎのポーズ」で凝り固まった頭皮を気持ちよくほぐすトレーニング方法を紹介します。このトレーニング方法は膝をつくので、マットのようなものを下にして実践しましょう。

STEP1

まず正座の状態になります。正座の状態から上半身を前に倒し、おでこを床につけている状態にします。

STEP2

STEP1の状態になったら、ゆっくりとおしりを持ち上げながら頭頂部を床につけて30秒~40秒キープします。このときに、手でおしりを持ち上げるのではなく脚の力でおしりを持ち上げてください。脚の力でおしりを持ち上げると足先が浮いてしまう場合があるので、手で足先を押さえましょう。

目の筋肉は目元や眼球周りにあると思いがちですが、実は目の周りの筋肉である「眼輪筋」は頭頂部までつながっています。この「うさぎのポーズ」のトレーニング法は、頭頂部を床に当て頭皮をほぐすことで眼輪筋もほぐされ、可動域が広がります。

そのため、この「うさぎのポーズ」を行うと、筋肉や表情筋のゆがみが解消し、左右の目の大きさが揃うことが期待できます。「うさぎのポーズ」はヨガに取り入れられているポーズで、眼精疲労にも効果があると言われているので、目が疲れていると感じたときにも実践してみましょう。

目元のマッサージ

目元をマッサージしている女性

マッサージで目元の筋肉をほぐし、左右の目の大きさを揃える方法です。この方法は所要時間も少なく、負担も少ないので時と場所を選ばずできるという点が特徴です。きちんと手順を踏んで行えば即効性もあるので、ぜひ試してみてください。

STEP1

まず大きい目の側のおでこの生え際に、親指以外の4本を軽くあてがいます。

STEP2

親指以外の4本をあてがったら、次に左右に小刻みに動かしていきます。左右に小刻みに動かしながら眉毛の方にゆっくり指を下ろしていきます。

STEP3

同じ動作を繰り返し、おでこの生え際から眉毛までの間をあと2回マッサージします。

STEP4

次に、小さい方の目のマッサージをしていきます。小さい方の目の下の頬骨に人差し指と中指を軽くあてがいます。

STEP5

人差し指と中指を軽くあてがったら、②と同じように左右に小刻みに動かしていきます。左右に小刻みに動かしながら、こめかみに向かってゆっくり指を滑らせていきます。

STEP6

同じ動作を繰り返し、頬骨とこめかみの間をあと2回マッサージして終了です。

このマッサージは、使いすぎているおでこの周りの前頭筋をゆるめ、普段使われず凝り固まっている方の目の周りの眼輪筋に刺激を与え、左右の目の大きさを調整することができます。時間に余裕がある場合は、上記の➀~⑥を1セットとし2~3セットすると効果が出やすいでしょう。

遠近トレーニング

遠近トレーニング

「遠近トレーニング」は視力回復方法として知られていますが、目のピントを合わせる「毛様体筋」に働きかけることができるので、目元の筋肉が衰えていたり、凝り固まっていたりすることが原因で左右の目の大きさが異なっているときに効果があります。特に、強い近視の方や、左右の視力に差がある方におすすめです。

STEP1

片手を人差し指を立てて握り、顔の前に出します。

STEP2

人差し指の爪先にしっかりとピントを合わせて、1秒間じっと見つめます。

STEP3

人差し指から視線をはずし、なにか対象物を定めて遠くのものを1秒間見つめます。対象物との距離は3m~5mほどで、しっかりとピントを合わせられるとトレーニング効果が高まります。リラックス効果を求めるときは、ベランダなどに出て遠くの景色を見るのもおすすめです。

STEP4

STEP2~3を1セットとして、10セット行います。

左右の視力に差がある方は、視力が良い方の目を覆い、視力の悪い方の目だけを追加でトレーニングすると、より効果が上がります。

遠近トレーニングは両目を使って物を見るトレーニングなので、目の筋肉を均等に使うようになり、目の大きさが揃ってきます。また、仮性近視の場合は視力回復が期待でき、眼精疲労にも効果があるので毎日行うようにしましょう。

スマートフォンやPCの画面を長時間見ていることが多い方は、1時間に1分程度目を休め、この遠近トレーニングを行うと目の疲れをとることができます。目の大きさが変わってしまうことだけでなく、視力が悪くなることを防ぐことができるのでおすすめです。

まとめ

ふと鏡を見たとき、何となく「顔が歪んでいる」「左右の目の大きさが異なる」と感じるときは、日々の何気ない動作により顔がゆがんでしまっているのかもしれません。生まれつきのものだと諦める前に、ゆがみを治すトレーニングや、目のマッサージをすると改善することがあります。

利き手の握力の方が強くなる傾向があるように、利き目の筋肉が発達して左右の目の大きさに違いが出ていることもあります。この場合は、両目で物を見るトレーニングをしたり、利き目ではない方の目の周りの筋肉を鍛えると目の大きさが揃ってくるでしょう。

顔は生まれつきのもので変わらないと思いがちですが、日々の行動によって少しずつ変わってきます。特に表情筋は影響を受けやすいので、悪い習慣を避け、左右の目の大きさが変わらないように心がけましょう。