目と子ども 目薬

【保存版】嫌がる子供に上手く目薬を差すコツ

子どもがはやり目やものもらいにかかったとき、病院でもらった点眼薬をお母さんが代わりに差してあげる必要がありますよね。子どもが素直に点眼させてくれれば問題ありませんが、怖がったり嫌がったりすると上手に差せなくなってしまいます。

ただでさえ他人に差すのが難しい目薬。子どもが嫌がって抵抗したら、どのように目薬を差せばいいのでしょうか?今回はそんなお母さんの困った!を解消すべく、嫌がる子どもに上手に目薬を差す方法を伝授します。

子どもが目薬を嫌がる原因

そもそも、なぜ子どもは目薬を嫌がるのでしょうか?大人になってからも目薬を嫌がり続ける人はあまりいませんが、子どもというのはほとんどが点眼時に多少なりとも抵抗をみせるのが普通です。どうして目薬が嫌なのか、原因を知れば対処がしやすいかもしれません。子どもが目薬を嫌がる主な理由を、子どもの目線に立ってまとめました。

原因1「目薬のノズル先が怖い」

子どもの小さな瞳の中に的確に目薬の一滴を落とすには、自分に差すときと同じように目から2~3センチほどの場所から点眼する必要があります。差そうとしている大人にとっては大したことはなくても、子どもの視界では目薬のノズルの小さな先っぽが近くにあるため、「大きく尖っているものが目に迫ってきている」ように感じてしまっているのです。

もちろん親は目にノズルを当ててしまうことはありませんが、ノズルが目に突き刺さってしまう想像をしてしまっているのかもしれません。怖くない、危なくないと説明しても、実際に眼前に迫ってくるノズルの恐怖を説明だけで打ち消すのは、子どもにとっては大変難しいことです。

原因2「落ちてくるしずくが怖い」

目薬が初めてではない子どもは、容器の先からしずくが垂れてくることを知っています。普段は自分でも触らない場所である目にしずくの衝撃がくることを恐れ、抵抗する子もいるのです。かといって衝撃を与えないよう、目に直接触れて点眼するのは正しい方法ではありません。しずくを落とさないようにまつげなどにノズルの先を付着させるのはやめましょう。

原因3「目がしみるのがイヤ」

何度か目薬を体験している子どもは、点眼後に目がしみるのを嫌がるケースがあります。クールタイプは大人にとっては清涼感があってスッキリするのですが、子どもにとっては恐怖の対象になってしまうことも。眼科で幼児用に処方される目薬や、市販されている子ども用の目薬であれば刺激がないのですが、知らずに大人用目薬を使ってしまうと子どもの目にはひどくしみてしまう原因となってしまうでしょう。

原因4「目を大きく開けているのがイヤ」

子どもが目薬を怖がって目を閉じてしまう場合、上まぶたと下まぶたを押さえて強制的に開かせる必要があります。正確に点眼するためには必要な行為ですが、目を大人に無理やり大きく開かされている感触を嫌がることも多いのです。

大したことじゃないと説明を受けても、無理やりに目を開かされているという事実だけが頭の中でいっぱいになってしまい、これから起こる出来事が怖いことなのだと連想してしまうのですね。

原因5「冷たさを感じるのがイヤ」

涼しい場所での保管を推奨されている目薬の場合、どうしても点眼の瞬間の冷たさはなくすことができません。大人よりも五感が敏感である子どもにとっては、冷たさすらも恐怖の対象になり得てしまうのです。

とくに冷蔵庫で目薬を保管している場合、取り出した直後は冷水のように冷たいため、余計に怖がらせてしまう要因になってしまっているかもしれません。

子どもに目薬をさす上手な方法

目の症状を改善するために、定期的に目薬を差すことは必要なことです。どれだけ説得しても子どもが目薬を嫌がった場合に、力ずくで点眼するのはおすすめしません。せっかく点眼した目薬が涙と一緒に流れてしまい、効果が発揮できないためです。

子どもが目を開けてくれない場合は無理やりにではなく、以下のような手段で点眼を試してみてください。

目をつぶったまま差す

ノズルの先を怖がる、目を開けていることを怖がる子どもには、目をつぶったまま点眼する方法がおすすめです。

「目をつぶったままでいいからね」と優しく声をかけ、仰向けに寝かした状態で目をつぶってもらいましょう。まつげやまぶたに直接ノズルがつかないよう、少し離した場所から目頭に向けて一滴目薬を落としてください。

左右の目の下まぶたを指で引っ張るように下げれば、目頭に溜まっていた液剤が自然に目の中に行き渡ります。目をつぶったままであれば、迫ってくるノズルの先の恐怖や目薬の衝撃を直に瞳で感じることがないので、子どもの負担が少なくてすみます。

突然目頭に冷たさを感じると驚かせてしまう要因になるので、「ちょっとだけ冷たいよ」など、事前に声をかけておくとより安心です。

注意を逸らしながら差す

乳幼児や就学前の小さな子どもの場合、おもちゃやゲーム、スマートフォンの画面でアニメを見せるなどして、気を逸らしながら目薬を差すのも効果的です。

まずは子どもを床に寝かせて、子どもの頭を両膝で挟むようにして軽く固定してください。興味を引けるようなグッズを手渡して、固定された状態で遊んでもらいましょう。

子どもが遊びに夢中になっている隙を狙って、手早く点眼を終わらせます。遊びに夢中になっていれば、点眼に気づかないか、気づいても泣き出してしまうようなことは少ないでしょう。

睡眠中にこっそり差す

なにを試しても子どもが泣いて嫌がってしまう場合は、寝ている間にこっそり点眼してしまいましょう。コツは、しっかりと熟睡するときをねらって点眼することです。

眠りが浅いときに目薬を差してしまうと、片方差した段階で目が覚めてしまい抵抗される可能性があります。寝言を言っていたり、寝返りを頻繁にうっているような状態のときは点眼を避けましょう。少し大きな物音をたてても反応が一切ない、ほとんど身動きをしないときは、熟睡しているサインです。子どもの下まぶたを軽く引っ張るようにして下げて、素早く左右に一滴ずつ点眼します。

点眼後は指先で目じりを軽く引っ張れば、閉じたまぶたの中でも問題なく目薬を行き渡らせられます。あふれた目薬を素早く拭けるように、前もって清潔なティッシュを準備しておきましょう。

眼科で子どもが治療を嫌がった時の対処法

自分の知らない場所に連れて行かれると、不安な気持ちでいっぱいになってしまうのが子どもというもの。見知らぬ先生に声をかけられるだけでも、恐怖心でいっぱいになり泣き喚いてしまう子も少なくありません。

もちろん眼科医もプロですので、子どもを上手にあやす手段を知っています。たとえば子どもに人気のキャラクターのぬいぐるみなどを渡し、グッズに気をとられている間にサッと診察をしてくれることもあるでしょう。

子どもが暴れてしまった場合は、眼科医もしくは看護師からどうすればいいか指示があるはずですので、指示に従いましょう。親の判断だけで力ずくで診察を受けさせると、恐怖心から余計に抵抗が激しくなってしまう場合があります。

大人と子どもで目薬の成分に違いはあるか

薬局でも見かける「子ども用目薬」ですが、大人の目薬と何が違うのか気になったことはありませんか?わざわざ子ども用、大人用とわけられて販売されているため、大人用の目薬を子どもに使ってはいけないと思っている人も多いかもしれません。

実は、大人用も子ども用も、成分自体に変化はありません。では何が違うのかというと、ずばり「差し心地」です。

大人用の目薬は、差し心地がスッキリとしたクールタイプが多いのに比べ、子供用は刺激のある成分を含めないように作られています。差し心地以外の成分や、一滴の量の違いがあるわけではないのです。

基本的に子どもは目薬の刺激を嫌がることが多いので、大人用の目薬ではなく子ども用の目薬を買えば失敗はないでしょう。販売店に子ども用が置いていなかった場合は、刺激が少ない大人用の目薬で代用しても構いません。清涼感の表示レベルがないものや、マイルドと記載があるタイプを選びましょう。

まとめ

子どもが目をこすったり、かゆがったりすると、大人としては早くなんとかしてあげたいですよね。とはいえ、目薬を極端に嫌がる子どもに無理やり点眼するのもかわいそうなものです。今は少し大変かもしれませんが、成長とともに目薬の必要性を言い聞かせるだけでわかってくれるようになるはずです。そのときまでは今回紹介したテクニックを活用して、子どもが嫌がらないように目薬を差してあげてくださいね。