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真冬でも紫外線には注意!スキー場特有の目の病気「雪目」とは

最終更新日:2018/06/28

スキー場で、ゴーグルをかけずにしばらくスキーやスノーボードなどの滑りを楽しんだ後、しばらくして「ものが見えにくい…?」と思ったことはありませんか?

ランチを取るために屋外から屋内に移動したときや、滑り終わって車や宿に入ったときに、よくありますよね。そしてその後数時間すると、ひりひりとした痛みに襲われることが多くあります。

実はそれは「雪目」と呼ばれる症状です。強い紫外線や、雪からの反射光で起こる、目の病気の一種であり、正しくは「雪眼炎」と言います。

「ちょっとまぶしかっただけじゃない?」とそのままにしてしまうことの多い、この雪目ですが、実は放置しておけば恐ろしいことにもなりかねないのです。ウインターシーズンに多くあるこの「雪目」について、ここでは詳しくご紹介します。「すぐ治るし」と思わずに、きちんとした対策を取って、雪目を予防できるようにしましょう。

雪目とは

「雪目」は、正しくは「雪眼炎」と呼ばれます。強い紫外線を目に受けることで、目が炎症を起こしている状態です。

スキー場など雪が多いところでは、とても強い紫外線が多く射しています。太陽がより近い、山の上という場所・そして雪からの照り返しと、通常の市街地などの倍以上もの紫外線を受けることになります。登山家の方が日焼けをしたように黒い顔をしていることが多いのは、このためです。

真冬なのに、ゲレンデなどの雪景色を見ると、真夏に海を見たときのようにキラキラと輝いて見えないでしょうか。これは、雪が太陽の光・紫外線を強く反射しているためです。

これは、雪の多くある状況でよりかかりやすいことから「雪目」と呼ばれていますが、アスファルトや湖などでもなることはあります。太陽光が多く反射する場所であれば、どこでも「雪目」になる可能性はあるのです。

雪目の症状

雪目の具体的な症状とは?

雪目になると、以下のような症状が現れます。

  • 室内が暗く見える
  • 目がしょぼしょぼとする
  • 目が乾いてヒリヒリとした痛みがある
  • 目が赤くなって、ゴロゴロとした不快感がある
  • やたらと涙や目やにがでる
  • 目に、立っていられないほどの激しい痛みがある
  • まぶたが腫れあがる

これらは、すぐに症状が出ることもあれば、午前が終わってからランチのとき、一日滑り終わって家や宿に返って寝るときなど、タイミングはさまざまです。

しかし共通するのは、数時間たってからは「痛み」が多く発生してくることです。個人差はありますが、安静にしていれば落ち着くレベルから、すぐに病院に行かなければならないというほどの痛みまで、状態もその時々で変わります。

目に何が起こっているの?

雪目は、強い紫外線を直接目に受け、「瞳が日焼けをしている」状態です。海での日焼けを思い出すと想像しやすいのですが、海で遊んでいるその場でじわじわと痛くなることもありますが、たいていは、数時間経過して自宅や宿に戻ってから痛みがやってきます。

ヒリヒリとして「どうして対策をしなかったんだ」と後悔することになるのが、よくあるパターンです。

雪目も同じで、朝から午前中いっぱいゲレンデで遊び、お昼に室内に入った時に「見えにくい」と感じることがよくあります。これはすでに初期症状です。

そしてまた数時間後、夜になってから痛みが増すことになります。時には、疲れからすぐに眠ってしまっても目の痛みで飛び起きる、ということにもなります。

夏の海は「強い日差し」として紫外線の害が分かりやすく、日焼け止めを塗るなどの対策をしている人がほとんどです。しかし、真冬で服も着込んでいるという状況で、油断をしてしまうのが「雪目」の原因になっています。

しかも、雪はアスファルトなどよりも反射が強く、標高の高い山ではすなわち紫外線の量も格段に増えます。
つまり、市街地にいる時よりもよほど危険な状態にいると言えるのです。

雪目は瞳の日焼け

角膜は、可視光線だけではなく紫外線も吸収します。デリケートな瞳が日焼けし、そしてそのままにしておくと、まずは表層角膜炎、そして重症化すると角膜びらんへと進行してしまいます。

特にスキー場などの山にいると、すぐに病院に行かれなかったり「寝れば治るだろう」とそのままにしてしまうケースがありますが、安静にするにしても痛みが激しいことがあります。

例えここまでの症状が出なくても、たくさんの紫外線は目にとって良くないものです。紫外線は、身体を酸化、そして老化させる原因にもなります。皮膚と同じく、目を守るためにも紫外線対策は万全にしましょう。

雪目の予防するにはサングラスが有効

雪目を予防するには、紫外線を浴びないようにするのが一番です。そこで、もっとも手軽かつ効果があるのが、サングラスをかけることです。

「サングラス」と聞けば、おしゃれなアイテムの形状のサングラスを思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、雪目にならないようにとばっちり対策をするのであれば、サングラス選びにもこだわりたいところです。

そこで、より効果の高いサングラスの選び方や紫外線の防止方法をご紹介します。

サングラスは紫外線カット効果の高いものを選ぶ

通販サイトなどでも「紫外線カット率○%」という数値が出ています。これは、なるべく高い数値のもの、できれば99%以上のものを選ぶようにしましょう

サングラスの形状は「全方向から目を守る」を目標に

紫外線は正面だけではなく、上(太陽)や下、横(照り返し)からも入り込んできます。ただ「雪に光が反射してまぶしいな」と街でかけるおしゃれなサングラスをしているだけでは、上下左右から紫外線が遅い来ることになってしまうのです。

  • レンズは湾曲して顔に沿っていること
  • レンズが大きく、テンプル部分が太く、隙間の無いもの
  • できれば偏光レンズのものを

このように選ぶことで、あらゆる方向からの紫外線を防ぎ、そして目が疲れないようすることができます。

「メガネをかけているから難しい…」という方には、メガネをかけながら装着できる、大きめのゴーグル型のものもあります。通販サイトや店頭で、比較検討してみましょう。また、コンタクトレンズでも紫外線カット効果の高いレンズもあります。普段使いから、できるだけ紫外線を防止できるレンズを選ぶようにしましょう。

サングラスにプラスして紫外線予防

この他、上からの紫外線対策として帽子、顔の下半分を包んでしまうようなマスクも紫外線対策として有効です。UVカット効果のあるスカーフなどを、掃除をする時のように顔に巻きつけるだけという手軽さですが、効果はあります。スキー用にと、専門の市販品もありますので、探してみるのも良いでしょう。

このように、できる限り紫外線対策を取っていても、それでも雪目になってしまうことはあります。写真撮影のために、ほんのちょっとこの一回だけはこの景色を楽しみたいから、と油断をした数十分で雪目になってしまうこともあるのです。

そのような時は、どうすれば良いのでしょうか?

雪目になってしまった時の対処法

目を休ませる

まず「何となくしょぼしょぼする」という初期の段階で気づいた場合、すぐに目を休ませる処置を取りましょう。もしコンタクトレンズをつけていれば外して、充血をするような要素を取っていきます。目が充血すれば、白目は光を反射できなくなるため、よし紫外線を吸収してしまうことになるためです。

目を冷やす

ちりちりとした痛みや、すでに充血が起こってしまっている場合は、まぶたの上から優しく目を冷やしましょう。肌が日焼けした時に冷やすのと同じく、目の日焼けでも、冷やすことが対策になります。

目薬をさす

雪目になった目に最適な目薬を持ち歩いていることは、なかなかありませんが、

  • 紫外線ダメージケア用
  • ビタミン補給用

が望ましいです。

ずっと屋外で紫外線を浴び続ければ、サングラスなどをしっかりつけていても雪目の症状になってしまうかもしれません。適時休憩を取り、屋内で目を休ませるようにしましょう。

病院へ行く

重症化した時はもちろん、軽症のときでも病院へ行かれれば安心です。検査をしてもらい、角膜の表面をよく見てもらいます。

  • 角膜表面の反射乱れ
  • 薄い混濁
  • 結膜の充血

これらを総合的に見て、雪目と診断されます。雪目であった場合は、痛み止めの点眼や眼軟膏などで治療します。角膜細胞の再生能力は早いため、早ければ翌日夜や翌々日には、痛みや腫れも引くことが多いです。

まとめ

真冬だからといって、紫外線をあなどることはできません。環境によっては、真夏と同等以上の力で体に害をもたらしてしまいます。

スキー場は特に紫外線の強い場所です。雪目で大事な目を老化させないためにも、サングラスなどを適切に使い、紫外線をしっかりと防ぎましょう。

雪目について、別のライターが書いた記事

スキー場では気を付けて!「雪目」の予防法

ライタープロフィール

rainと申します。難しいことを丁寧に説明することを心がけます。
   

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