目の病気

再発性角膜上皮びらんとは?

『再発性角膜上皮びらん』という病気をご存知でしょうか?

再発性角膜上皮びらんとは、目の表層である角膜上皮が何らかの原因によってめくれあがってしまう疾患のことで、何度も繰り返し再発すると「再発性角膜上皮びらん」と呼ばれるようになります。

あまり聞きなれない病気ですが、日常生活の思わぬところに発症の原因が潜んでいます。今回はそんな目の疾患である「再発性角膜上皮びらん」について、原因や治療法など詳しく解説していきます。

角膜びらんとは

角膜びらんとは、黒目の表面部分である角膜上皮が突然剥離してしまう病気を指します。「誤って葉で目を切ってしまった」、「人の爪が目に入ってしまった」といった外傷によって発症することが多い病気ですが、なかには原因が分からない場合もあります。

角膜の構造

角膜びらんは傷が治ったあとでも、接着不良によって再び角膜上皮剥離をおこす可能性があり、その治療は長期間に渡ります。再発性角膜びらんとは、角膜びらんを繰り返し発症する場合に名付けられます。

また角膜びらんは角膜がすりむいたような状態であるため、目の損傷自体は軽度です。そのため視力に影響を与えることなく治療することが出来ます。

角膜びらんの症状

角膜びらんの主な症状は、目の痛みや違和感です。また同時に充血や涙、羞明 (しゅうめい)を感じることもあります。

角膜びらんは朝の起床時に痛みの発作を伴う場合があります。これは就寝中に涙の量が少なくなっていることから、傷ついた角膜上皮が剥離しやすくなっているためだと考えられます。また起床時のまばたきによって上皮がめくれやすくなっていることも痛みの原因だとされています。

角膜びらんは草木で目を傷つけるような外傷性のものから、その怪我による感染性のものなど大きく3つに分けることが出来ます。

外傷性

  • 草木で目を切る
  • 異物が目の中に入る
  • コンタクトレンズが目の中で破れる

感染性

  • コンタクトレンズの不適切な使用
  • 動物の毛が目に入る
  • 外傷による感染

非感染性

  • ドライアイ
  • アレルギー反応
  • 自己免疫疾患によるもの

角膜びらんの治療法

感染性の角膜びらんの治療には主に角膜上皮を再生させる軟膏や点眼が用いられます。非感染性の場合は抗炎症薬の投与や軟膏によって治療が進められます。

角膜びらんの治療中は、眼帯を着用するようにして目を保護します。完治するまで時間がかかること、また強い痛みが伴うことから精神的な苦痛が生じることは少なくありません。

また再び発症する恐れがあるため、治癒後も数ヶ月間は軟膏や点眼を続けていく必要があります。

他にも治療方法の一つとして治療用のコンタクレンズを装用することがあります。はがれてしまった角膜上皮を除去した場合、痛みや角膜による刺激から保護するために連続装用タイプのコンタクトレンズを使用します。

こうすることで目を守ることができるため、はがれてしまった角膜上皮の再生が安全に行えます。

まとめ

角膜びらんは異物が入ることで目が傷ついてしまった外傷によるものから感染性のものまで様々です。コンタクトレンズの洗浄ケアを怠る、長時間の装用する、といった不適切な使用によっても発症します。

またエアコンによる乾燥や、長時間のパソコンの利用によって目が乾燥している場合も角膜に傷がつきやすい要因となります。

角膜びらんにならないためには、目が乾燥しないように注意することが大切です。定期的に目薬を指したり、エアコンの風量を調節したり、普段から心がけるのが良いですね。

コンタクトレンズを装用している人は、毎日の洗浄をしっかりと守り、長時間の使用を控えるようにしてください。

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