目のコラム

乗り物酔いは目から?酔いと視覚の関係と対策をご紹介

バスや車、船などの乗り物に乗るといつも酔ってしまう。乗り物酔いしやすい人にとっては乗り物に乗ること自体、苦痛かもしれません。

そもそも乗り物酔いはどのようにして生じるのでしょうか?じつは乗り物酔いは目から生じることがあるのです!乗り物酔いと目の意外な関係の秘密に迫ります。

なぜ乗り物酔いをするのか

乗り物酔いには内耳がもつ三半規管と、傾きやスピードを感じる耳石器、そして視覚情報を得る眼が関係しています。内耳から乗り物の揺れや速度によって生じる刺激を受けて、平衡感覚を保とうとするのですが、バスや船など揺れが大きい乗り物に長時間乗っていると、この平衡感覚にズレが生じます。

また私たちは内耳だけでなく目からも情報を得ています。目から送られる視界の情報によって体の状態を判断しているのですが、乗り物に乗ることで、内耳から得る平衡感覚と視覚から得る情報が噛み合わなくなってしまいます。このことから生じるズレを脳は異常であると判断するのです。

異常な刺激として受け取った脳は、自律神経をうまく調節することができなくなってしまい、これが「乗り物酔い」として現れます。

乗り物酔いしないための事前対策

旅行などで車やバスに乗る機会も多いでしょう。そんな楽しいときに乗り物酔いで台無しにしたくありませんよね。

ここでは乗り物酔いを起こさないための事前に出来る対策についてご紹介していきます。

乗り物酔い用の薬を飲む

やはり一番効果的なのがこの方法です。

乗り物酔いの薬は酔ってから飲むのではなく、乗り物に乗る2~3時間前に飲むタイプの薬が多いです。乗り物酔いの薬は自律神経を整えてくれる作用があるため、乗り物酔いしてしまいやすい人には力強い味方となるでしょう。

また最近では少なくなっていますが、乗り物酔い用の薬のなかには眠くなる成分が入っているものがあるので注意が必要です。

チョコレートやアメなど糖質をとる

チョコレートやアメ、ガムなどを食べることもおすすめです。血糖値を上げることで、脳がよく働きます。

ミント系のガムを噛むことで気持ち悪さを和らげる効果をもたらします。

ツボを押してみる

体には乗り物酔いに効くとされるツボがあります。

内関(ないかん)

内関

平衡感覚を正常に戻す効果があるツボです。吐き気を和らげるので、乗り物酔いしたときに押してみてください。

外関(がいかん)

外関

このツボには自律神経を整える作用があります。

翳風(えいふう)

翳風

内耳の平衡感覚を関係しており、乗り物酔いの予防に効果的なツボです。

乗り物酔いしてしまった時の対処法

乗り物酔い対策をしていても、酔ってしまうことがあります。そんなときは以下の方法を試してみてください。

ラクな姿勢になる

シートベルトの締め付けがキツイ場合は少しゆるめてみたり、シートを倒してみたりしてラクな姿勢をとるようにしてください。

外の空気を吸う

窓を開けたり、場所を移動したりして外の空気にあたってみましょう。新鮮な空気を吸うことで気持ち悪さが治まる場合があります。

水分を補給する

乗り物酔いで気分が悪くなった、吐いてしまった場合、水分を補給するようにしてください。摂取する水分はスポーツドリンクや、経口補水液がおすすめです。

まとめ

乗り物は移動中の閉鎖された空間であることが多いため、酔ってしまうと周りに迷惑がかかる、と焦ってしまいます。その焦りや緊張感がストレスとなって、乗り物酔いを促進させてしまいます。

乗り物に乗るときは「酔ってしまう」と不安になりすぎないようすることが大切です。事前に睡眠をよくとるようにし、満腹や空腹の状態を避けるように準備しつつ、あまり深刻に考えないようにしましょう。