目薬

複数の目薬を使う際に注意しなければならないポイントとは?

あなたには長い期間使用している馴染みの目薬はありますか?目のリフレッシュに欠かせない目薬ですが、使用方法には注意が必要です。

例えば、2種類以上の目薬を併用している場合、正しい方法で使用しなければ含まれている防腐剤によってアレルギー反応で目が充血したり、角膜障害を引き起こす危険があることをご存知でしょうか?

このページでは、目薬の正しい使用方法について紹介していきます。

複数の目薬を差す時に注意すべきこと

まず、複数の目薬を使用する状況は、「市販の目薬を自身の判断で使用するパターン」、「医師の処方箋のもとで使用するパターン」の2つです。

市販の目薬は含まれている成分がバラバラですので、大前提として複数の目薬を同時に使用することは避けるべきです。もし、使用する場合には2~3時間と大幅に時間を開けるか1日単位で変えていくと問題なく使用できます。

今回は、医師の処方箋のもとで使用するパターンについて詳しく紹介していきますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。大きく分けると「間隔」、「順番」に分けられますので、それぞれ注意すべきポイントを押さえておきましょう。

間隔

複数の目薬が処方される場合には、同時に使用することはなく、片方の目薬を使用してから最低でも「5分」の間隔をあけたうえで2つ目の目薬を使用する必要があります。これは、点眼感覚が短い場合に先に点眼した目薬の薬液が、後に点眼した薬液によって洗い流されてしまい、目薬の役割を消してしまうためです。また、目の中で薬液がいきわたる時間が約5分とされているという理由もあります。毎回、正確に時間を計る必要はありませんが、5分以内の使用は避け、多少オーバーしても大丈夫ですので、十分な時間を空けるようにしましょう。

薬液や効能の違う2つの目薬ですので、その薬液が目の中で混ざってしまうと効果が半減どころか無くなってしまう状態になる事もあり得ます。また、効能の強いものである場合には最悪の場合副作用も出てしまいますので注意しましょう。

正確な時間通りに使用をしていくためには、スマートフォンのタイマーやキッチンタイマーを使用することをお勧めします。

順番

複数の目薬が処方される場合、その目薬を点眼する順番も指定されます。

医師から、1番目・2番目と点眼する順番は説明がありますが、目薬の容器の形状が似ていたり途中から、順番が分からなくなってしまうこともあります。それぞれ薬液の成分がことなり、十分な効果を発揮するためには点眼の順番は大切ですので、必ず守って使用していくことが求められます。

実際に点眼の順番を誤らないためには、容器に直接番号を書いたり、輪ゴムを巻いたり、簡易的なシールを貼って、しっかりと区別することが大切です。最近では処方時に薬剤師の方が、「1」、「2」など目印を貼ってくれる親切なところもありますが、それでも誤ってしまいそうな場合には、自身で分かりやすい方法で容器に区別をつけていきましょう。

5分間隔を開けないとどうなってしまう?

複数の目薬を点眼する場合、点眼間隔が短いと先に点眼した薬液は、後に点眼した薬液によって洗い流されてしまい十分な効果が得られないことがあります。目薬の効果をしっかりと目に浸透させるために必要な時間が5分となっていて、この時間よりも短いスパンで別の薬液が入ってしまうと、両方の薬液が喧嘩をしてしまい効果を発揮してくれません。

また、目の結膜内の涙液の量(キャパシティー)は20~30μLと言われていて、何もしない状態でもすでに涙分によって7μLが埋まっています。残り13~23μLの量に対して、目薬点眼1回が約30~50μLであることがほとんどですので、その多くが目の外にあふれてしまいます。

そのため、涙液の量(キャパシティー)から考えても、短時間で薬液を点眼しても、決められた量しか入らず溢れてしまうだけですので、たくさんの成分をたくさんの量点眼すれば良いというものではありません。1つの薬液を点眼したら目に浸透するまで5分以上間隔をあけて、目にいきわたった後で、2つ目の薬液を使用することが必要です。

3種類以上の目薬を差す時はどうすればいい?

稀に3種類以上の目薬が処方されることがあります。基本的には医師の指導の下に処方されるため、それに従って点眼していく必要がありますが、3種類以上の目薬には点眼する順番が重要でそれぞれ意味がありますので、順番が固定されています。

主に、「水性点眼剤、 懸濁性点眼剤、 油性点眼剤」という順に点眼します。先に点眼していくものについては、吸収性が高く目に浸透しやすいもの、逆に最後に点眼するものについては、水に溶けにくく吸収されにくいものとなります。

これも1つ1つ「5分以上の間隔」をあけることが必要とされていますので、薬液の効果を消さないためにもしっかりと点眼時間は守るようにしましょう。

なお、3種類以上の目薬が処方されるという機会はほとんどないため、処方時には医師から説明があると思いますが、「各点眼時に5分以上時間を開けること」、「目に馴染むものから先に点眼すること」という基本だけ覚えておけば問題ないです。

医者の指示通りに差すことが大事

ここまで複数の目薬を使う際のポイントを紹介してきましたが、大前提として複数の目薬を処方される際には医師から使用方法や注意点の説明があります。

目の状態を診察してしっかりと状態を把握してくれている医師が処方してくれる目薬ですので、使用方法や注意点を守った上で使用していくことが大切です。処方された薬液の扱いに慣れてくると、「点眼をし忘れる」、「各点眼の時間を守らない」、「点眼順番を守らない」といった具合に、だんだんと油断される方もいますので注意しましょう。

処方された薬液には、効果を最大限に発揮するための組み合わせや副作用を避けるための意味がありますので、しっかりと医師の指示通りに使用する必要があります。

また、処方された段階で薬液について、使用方法について不明点がある場合には、その場で医師に確認しておくと安心して使用してくことができます。

まとめ

複数の目薬を使う際の注意ポイントを紹介してきました。

基本的には医師の診断のもと処方される薬液ですので、使用方法については医師の指示に従い、使用方法を守って正しく使用していくことが必要です。「5分以上感覚を開けること」が最も大切なことで、これを守らなければ薬液の効果がなくなってしまうということを覚えておきましょう。

できればスマートフォンのタイマー機能やキッチンタイマーを使用して、5分以上の経過を時間で計ったうえで、点眼することをお勧めします。

また、稀に3種類以上の薬液が処方されることがありますが、この場合にも点眼する順番が指定されていて、それには大きな意味がありますので点眼する順番を守るようにしましょう。目のリフレッシュに最適な目薬なので、自分の中で気に入ったものがあるという場合でも、処方されたものの中で偏りなく、処方されたものを正しく使用していきましょう。