目のコラム

泣きたくない時に涙を止める方法【保存版】

家族とドラマを見ているとき、
映画館で感動のシーンが流れたとき、
仕事中に悲しい出来事を思い出してしまったとき。

「今は泣いてはいけないのに、涙が溢れるように出てしまう」といった状況は意外にも多く、困ってしまう人も多いのではないでしょうか?そんなとき、スッと涙を引かせられる方法があるとしたら良いと思いませんか?涙を自由に止められる裏技が存在するのであれば、絶対に泣いてはいけないような状況で役に立つはずです!

今回は、誰もが知りたい涙を止める方法とあわせて、すでに泣いてしまった場合の対処方法をあわせて紹介します。

涙を止める方法

ここぞというときに涙を止めるお役立ちテクニックを、どどんと3つ紹介します。もちろん道具などは必要としませんので、涙がこぼれる!と思った瞬間にすぐ実行できますよ。涙もろい人や、彼女の前では絶対に泣きたくないという男性は、是非いざというときに使える3つのテクニックを覚えておきましょう。

ゆっくり深呼吸する

涙には、まばたきで分泌される「基礎分泌」と、目にゴミなどが入ったときに出る「反射性分泌」、悲しいときや感動したときに流れる「心因性分泌」が存在します。ここで紹介する涙を止める方法は、心因性分泌による涙を止める方法となります。

悲しみや怒りによって感情が昂ぶると、思わず涙が出てしまうことがありますよね。そういったときは、まずは呼吸によって感情の昂ぶりを抑えてあげましょう。コツは、瞑想をするようにとにかく呼吸という行為にのみ、神経を集中させることです。意識をしてゆっくりと深呼吸を繰り返すことによって感情の昂ぶりが収まります。長く深呼吸を続けていると、次第に平常心を取り戻せるでしょう。

まずは鼻からゆっくりと息を吸い込み、口から同じようにゆっくりと吐き出します。普段は無意識におこなっている呼吸の出入りをコントロールするだけでも、気持ちが落ち着いてくるのを感じるはずです。

深呼吸を通じて息をすることで、泣きそうになったときの喉の奥にこみあげてくるものを取り除く効果があります。スーハースーハーと素早く小刻みに酸素を取り入れるのではなく、ゆっくりと、大きく深呼吸するのがポイントです。深呼吸しながら、10まで数えるのも効果的です。声には出さず頭の中だけで1、2、3……と数えながら深呼吸を続けます。数字を脳裏で唱えるだけでも、意識が涙の原因である出来事から離れていくはずです。

我慢できないほどの悲しい涙がこみあげる状態は、大きなストレスのあらわれです。深呼吸はリラックス効果を生み出し、ストレス解消に大きな効果があるとされています。海外のメディカルセンターに勤めるマラーデン・ゴルビック医師は、深呼吸は科学的にリラックス効果をあたえるだけでなく、心臓、脳、消化、免疫系にも影響を与えていることが証明されているとしています。

参考:Just Breathe: Body Has A Built-In Stress Reliever

泣きたいときこそ、まずは深呼吸!深く息を吸い込んで吐くといった単純な行為が、あなたの涙を止めるサポートをしてくれるでしょう。深呼吸は涙を止める大変有効な手段ですが、一対一の会話の最中などに使うと相手に不審がられるというデメリットもあります。次に紹介する方法は、周囲に泣きそうだということを感づかれないためのものです。

まばたきしながら視線を動かす

絶対に相手に感情を悟られたくない!というときは、目を動かして涙をコントロールしてしまうのも一つの手です。視線を意識して定位置に動かすことで、意識を集中できるほか、涙を止める働きも期待できます。

目の表面にこぼれ落ちるほどの涙がすでに溜まってしまっているときは手遅れですが、まばたきをすることで涙の量を減らせるという研究結果もあります。159人の若い女性をターゲットにおこなった実験では、同じ時間内でまばたきの回数が多いほど、涙膜の安定性が高まるといった実験結果が実際にでています。意識的にまばたきの回数を増やして、涙量をコントロールしてみましょう。

参考:Relation between tear breakup time and spontaneous blink rate. – PubMed – NCBI

「泣きそう」と思ったら、相手に気づかれないように視線を動かすのもいいでしょう。目を上下に動かしてみたり、下向きだった顔を上に向けるのと合わせて視線を上方へ向けるなど、工夫を凝らしながら目を動かしてみてください。

やってみるとわかりますが、顔の位置を動かさないまま、視線だけを動かすのは中々難しいものです。正面を見据えたまま、視線のターゲット先を次々に変更してみましょう。もちろんあまり繰り返しすぎると、対話相手から不審がられてしまいます。見てない隙を狙ったり、違和感がない程度に視線を動かすように心がけましょう。そういった心がけも、悲しい出来事から意識をそらすために役立ってくれますよ。

周囲に人が居ないのであれば、より目にするのも効果的です。まばたきを繰り返しながら、視線を顔の中央に寄せていきます。日常生活でより目にすることは滅多とないので、難しさから気がまぎれるだけでなく、あふれ出る涙を止める効果も期待できます。

まばたきをしたり視線を動かしたあとは、ゆっくりと目を閉じましょう。目を閉じている間はまばたきをしているのと同じような効果が得られ、涙膜が安定します。目を閉じながら深呼吸すれば、外界から遮断された自分だけの空間で、自ずとリラックスした状態へ近づいていきます。悲しみや怒りに飲み込まれて泣いてしまわないよう、気分をコントロールしてください。

笑顔をつくる

皆さんは泣き顔といえば、どんな表情を思い浮かべるでしょうか?泣き顔といえば眉毛が下がり、眉間にしわができ、口はへの字のように力強く結んでいるイメージが強いですよね。泣くのを我慢している辛い表情は周囲にあなたの異変を伝えてしまうだけでなく、泣き出したい気持ちを増長させてしまうかもしれません。そういったときに効果的なのが、「無理にでも笑顔をつくること」です。

泣きたいほど悲しい気持ちのときに笑顔をつくることは、難しいことのように感じてしまうかもしれません。しかし、笑顔は脳内ホルモンの一種であるエンドルフィンを分泌させ、幸福感をもたらしてくれることが立証されています。

参考: “笑い”がもたらす 健康効果 | サワイ健康推進課

確かに楽しいことがおこって笑っていると、笑っているだけで更に楽しい気持ちになるなんてこと、よくありますよね。泣きたいときこそあえて笑うというのは、涙を止める効果的な方法の一つです。

さらに笑うことにより脳波のアルファ波が増加すると、脳自体がリラックス状態に入ります。笑いによって意思や理性をコントロールする大脳新皮質へ流れる血液量が増加し、脳が活発化します。怒りや悲しみといった負の感情は、自分自身でも思うようにコントロールできない感情の代表です。ですが笑うことによって、理性、ひいては平常心を取り戻すこともできるでしょう。

声を出して大きく笑うのは、笑いの中でもさらに効果的です。呼吸が活発になると酸素の消費量が増え、深呼吸や腹式呼吸をしているのと同じような状態をつくれます。大きな笑い声により自然に体内に酸素が多く取り込まれ、深呼吸しているときと同じようなリラックス効果を得ることができるのです。少しの涙がでてしまっていても、大笑いのときに出てしまった風を装うことも可能としてくれるでしょう。

とはいえ、状況の流れに逆らって突然笑い出すのは不自然です。一人でいるときは笑っても構いませんが、会話の途中などで自然に笑いがつくれないシーンでは、眉間と口元周りの筋肉に力が入らないようにし、表情を緩めるだけでもいいでしょう。

涙が出てしまうとき、もっとも力が入る表情筋は目元と口元です。顔全体に力が入らないようにし、涙が出てしまう表情を自らつくってしまわないように気をつけてください。

涙を流すのは決して悪いことではない

ここまで涙を止める方法を記述してきましたが、本来泣くという行為は悪いことではありません。もちろん人前で泣いたり、場をわきまえずに涙を流してしまうことを恥ずかしいと感じることも、間違いではありません。

ですが、家で一人でいるときや、信頼できる友人や恋人と一緒にいるときなどは、気にせずに泣いてしまってもいいのではないでしょうか?

人は、他の動物達よりも強い感受性をもち、一言ではまとめられないほどの複雑かつ多くの感情を持ち合わせています。悲しい、悔しい、やるせない、せつないなどの強い感情を抱いたときに我慢できず涙がでることがあるのは、一種のストレス反応なのです。涙を我慢してしまうということは、ストレスを溜め込んでしまっているのと同じ。泣くだけでは問題の解決にはいたりませんが、さまざまなプラスの効果も期待できるのです。

たとえば心因性分泌によって流れた涙には、「自律神経の働き」を整えることがわかっています。「泣いたらすっきりした」という言葉はよく聞きますが、実際に泣くことにより副交感神経が働き、リラックスや安眠が促された結果、すっきりと感じているのです。

泣いて忘れるというのは気の持ちようだけではなく、自律神経によって本当に起こり得るもの。無理に涙を我慢してしまわず、たまには思いっきり泣くことも必要です。

泣き顔を解消するテクニック

泣いてすっきりした翌朝。鏡を見ると、目がぱんぱんに腫れてしまっていた!という経験、ありませんか?まぶたの腫れは周りに泣いたことがバレてしまいかねないので、できるだけ避けたいものですよね。心行くまで泣いてスッキリさせるためにも、泣き顔をつくらないためのテクニックもあわせて覚えておきましょう。

目元をこすらない

次々とあふれ出る涙、ついつい袖元やティッシュでこすってしまっていませんか?目元周りの皮膚は、私達が想像しているよりも薄く、デリケートです。ゴシゴシとこすってしまうと薄い皮膚が傷つき、炎症を起こしてしまいます。傷ついた箇所に涙の成分である塩分などが入り込むと、炎症を悪化させる原因にもなってしまうでしょう。

放っておくと頬を伝ってしまう涙。気になるかもしれませんが、泣くときは拭かず、涙が止まるまでとことん泣き続けましょう。目元をこすらないことが、目を腫らさないもっとも効果的な予防策です。

泣き終わった後は、水洗いで問題ないので顔を洗っておくといいでしょう。肌が弱い人は涙の成分で肌荒れを起こしてしまうこともあるので、涙痕の放置は厳禁です!

目元を冷やす

一通り泣き終わったら、冷やすタイプのアイマスクや、保冷剤、冷やしたタオルなどを使って目元を冷やしましょう。泣いたあとのまぶたは弱っている状態なので、決して強く押し当てたりしてはいけません。テレビを見ながらでも、ご飯を食べながらでもいいので、とにかく冷やし続けることが重要です。泣くことで血流が活発化してしまっているまぶたを冷やせば、翌日の腫れを未然に防ぐことができます。

作り方も簡単で冷たさが長持ちする「コールドタオル」を活用するのもおすすめです。タオルを水に浸して軽くしぼり、ラップに包んだ状態で冷蔵庫で20分程度冷やるだけでできあがります。アイマスクや保冷剤が家にない人は、コールドタオルを活用してみてくださいね。

加温と冷却を繰り返す

うっかりケアを忘れて、すでに目が腫れてしまっている人や、予防策をとっていたのにもかかわらずまぶたが腫れてしまった人は、血行を促進させるために「加温」と「冷却」を繰り返しおこなってみましょう。時間がない場合は温・冷どちらか片方でもいいですが、両方おこなえばより効果的です。まずは蒸しタオルをつくり、まぶたをじんわりと内側から温めていきます。

タオルを準備して濡らしたら、水が垂れなくなるまでしっかりと絞ってください。薄手のフェイスタオルを使えば温まりやすいので、加温の効果が高まります。タオルを丸めてラップに包んで、電子レンジを使って温めましょう。1分程度温めたら、ラップから外して手で熱さを確認してください。温まりすぎた状態でいきなりまぶたの上にのせると火傷してしまう恐れがあるので、注意が必要です。少し熱いかな?と感じる温度程度で、まぶたを温めてください。

蒸しタオルの温かさがなくなってきたら、今度は冷却に切り替えます。アイマスクや保冷剤、コールドタオルなどを利用して、しっかりと目元を冷やしてください。加温、冷却を交互に切り替え、腫れが収まるまで繰り返しおこないましょう。

マッサージとツボ押しをおこなう

加温と冷却でも腫れが完全に引かなかったら、マッサージとツボ押しでさらなる泣き顔解消にチャレンジしましょう。

まずは、目の周りを指の腹を使ってマッサージします。眉毛の内側の生え始めに両手の親指の腹を当てるように添えて、眼球の外側のラインを意識しながら優しく伸ばすように押していきます。強く引っ張ったりしてはいけません。

次に、目頭の下側らへんに人差し指を添えて、目じりに向かって押していきます。血流の流れを良くするために、必ず内側から外側へ向かってマッサージをおこなってください。目元周りのマッサージが終わったら、晴明(せいめい)と攅竹(さんちく)のツボ押しをおこなってみましょう。

晴明

晴明は、目頭よりも鼻付近にある、少しくぼんでいるところにあります。目のかすみなどを感じたときに、自然に親指と人差し指を使ってつまんでしまう、あの場所です。晴明を見つけたら、両手の人差し指を使って少しずつ押してください。自身がもっとも気持ちいいと感じる力強さで、何度かツボ押しをおこないましょう。

つぎに攅竹のツボ押しです。攅竹は目頭の上、眉毛の生え始めの少し下らへんの位置にあります。晴明の位置からほぼまっすぐ上にあるので、わかりやすいかと思います。攅竹も同じように、気持ちいいと感じる強さで何度かツボ押しをおこなってください。マッサージで滞っていた血行を促進させた後であれば、ツボ押しの効果は抜群です。

まとめ

紹介してきたいくつかの技の中で、あなたにぴったりの涙を止めるテクニックは見つかったでしょうか?

学校での授業中、友人達と楽しく遊んでいる最中、社内での会議中などは、絶対に涙をこぼしたくないですよね。簡単に涙を止めるコツさえ覚えておけば、人前で泣いてしまう苦い経験をしなくなるかもしれません。もちろん泣ける状況のときは、どんどん泣いてください!「負の感情」を涙として流しきって忘れてしまうのは、決して悪いことではないのですから。