目のコラム

【目をきれいに保つ方法】目が汚れる生活習慣をしていませんか?

人間の感覚器官のなかでも「目」から入ってくる情報はとても重要なものの一つですよね。そんな”目”ですが、起きている間は常に目を働かせていますが、目を開いている間、眼球が外部に晒されているのでダメージを受けやすい器官でもあります。

細かいゴミが目の中に入っても、通常であれば、涙が目の表面をきれいに保つ浄化作用を担っています。しかし、ドライアイなどで涙の分泌量が少なくなっていたり目が乾燥していると、涙の浄化作用が上手く働かないことがあります。

また、まぶたの裏側に入ってしまった小さなゴミは、涙の浄化作用だけではなかなか取り除くのが難しい場合もあります。そんなときは、洗眼などを行ってゴミを取り除く必要があるでしょう。目がゴロゴロする、また、視界がぼやけることの多い方は、生活習慣の中に目の汚れの原因があるかもしれません。痛みやかゆみなどの自覚症状がなくても、目が汚れていることもあるので注意が必要です。

今回は、汚れやすい目をきれいに保つ方法を紹介します。生活習慣の中に潜んでいる目の汚れの原因を解消し、目をきれいに保ちましょう。

こんな症状出ていませんか?

大きなゴミが目の中に入ったときは目がゴロゴロするので分かりやすいですが、自覚なしに目が汚れていることもあります。以下のような症状があるときは、目に汚れがあるサインなので注意しましょう。

症状1「夕方になるとコンタクトがずれる、かすむ」

コンタクトがずれたり、かすんだりするときは、コンタクトレンズの表面に汚れが付着していることが原因の場合があります。特に夕方など、コンタクトレンズを長時間使用したときにズレやかすみが起こるときは、レンズに汚れが蓄積していることが多いです。

コンタクトレンズの汚れの原因は、化粧品やタバコの煙、空気中のゴミなどの外部要因もありますが、レンズが白くにごるときは目の分泌物によるものです。分泌物はタンパク質、脂質、無機物などですが、ドライアイやアレルギー性結膜炎の方は分泌量が多くなるので、コンタクトレンズや目が汚れやすくなります。

症状2「入浴や洗顔後に目が充血する」

シャンプー剤や洗顔料が目に入ってしまうと、目がしみたり痛んだりするので、洗い流して対処している方は多いでしょう。しかし、しみることや痛みなどの自覚症状がなくても、目の中に洗剤が入っていることがあります。

洗顔後や入浴後に目が充血しているという方は、目の中に洗剤が入っている可能性が高いので、シャンプーや洗眼の仕方を見直しましょう。

症状3「花粉やほこりで目がかゆくなる」

花粉やほこりなどで目がかゆくなるということは、目の中に花粉やほこりが入っているということです。花粉やほこりは目で見えないくらい小さいので、花粉防止メガネなどの対策をしていないと、ゴミが目の中に入ってしまいます。

こういった細かなゴミは、通常であれば涙で洗い流されるので問題ありませんが、ドライアイなどで涙の量が少なくなっていると、ゴミが目の中に残りやすくなり、かゆみがさらに悪化することがあります。

かゆみがあると目をこすってしまい、指の汚れなどが目に入って、さらに目が汚れてしまうことがあります。アレルギー体質の方は、なるべく花粉やほこりが入らないように防止する必要があるでしょう。

症状4「目ヤニがたまりやすい」

目ヤニは、目の中のゴミがかたまりとして出てくるものです。目のアカなども含まれるので健康的な人でも目ヤニは出ますが、目ヤニの多い人は目の汚れが多いケースが考えられます。

アレルギー性結膜炎などの炎症が起こっているときも目ヤニが多くなりますが、普段から目ヤニの多い方は、目が汚れる環境にいないか確認してみましょう。

症状5「アイメイクが目の中に入って視界がぼやける」

ラメやパール入りアイシャドウや、粘膜までアイラインを入れるインサイドラインはメイクをするときに目の中に化粧品の成分が入ってしまうことがあります。また、メイクをしてから時間が経過したり、汗をかいたときなどにも化粧品の成分が目の中に入りやすくなります。

アイラインなどは、粒子が細かいので目がゴロゴロすることはあまりありませんが、油分を含んでいるので成分が目の表面に広がり、目がぼやけることがあります。コンタクトレンズをしている方は、レンズの表面に化粧品の成分が付着して、さらに目が汚れやすくなります。

目が汚れる生活習慣

普通に生活していても目の中に小さなゴミは入ってしまいますが、生活習慣の中に目が汚れる原因が潜んでいることがあります。目が汚れる生活習慣を見直しましょう。

生活習慣1「コンタクトレンズ」

目に直接入れるコンタクトレンズは、目の汚れやトラブルの元になることが多いです。装用時間が長くなるほど汚れの付着も多くなるので、長時間コンタクトレンズをすることの多い方は注意しましょう。

また、ワンデー以外の繰り返し使用するタイプのコンタクトレンズは、正しいケアが不可欠です。レンズのこすり洗いが足りなかったり、消毒の時間が短かったりすると、レンズに汚れや雑菌が付着した状態で目の中に入れることになるので、目のトラブルの元になります。

生活習慣2「アイラインを粘膜に入れる」

目元のメイクは目の汚れの原因になりやすいですが、アイラインを粘膜にいれるインサイドラインは、メイクが目の中に入りやすいだけではなく、まつ毛の生え際にあるマイボーム腺をふさいでしまうことがあります。

マイボーム腺は皮脂腺であり、ここから出る油分によって目の表面を覆い、目の乾燥を防いでいます。つまり、マイボーム腺がメイクによって塞がれると油分の分泌量が減るので、目の乾燥や、ドライアイを引き起こすことがあります。

生活習慣3「外出が多い」

屋外では細かいゴミの飛散が多く、通常に過ごしているだけでも目の中にゴミが入りやすいです。空気中には花粉や黄砂、煙などさまざまなゴミや汚れが漂っています。特に、風の強い日は目にゴミが入りやすくなります。煙やPM2.5などの空気の汚れも、目の汚れの原因となります。

生活習慣4「タバコを吸っている」

タバコは体に良くないと言われていますが、タバコの煙が目に入るので、目にも良くありません。特に、喫煙所など狭い空間でタバコを吸っていると目の中に煙が入り、目の汚れの原因となります。喫煙自体がドライアイを引き起こす原因になることもあります。

生活習慣5「ペットと暮らしている」

ペットと暮らしている方は、目の中にペットの毛が入るという経験をしたことのある方も多いのではないでしょうか。ペットは抜け毛が多く、室内飼いだと部屋の空気中に毛やゴミが浮遊している状態になるので、目の中に毛やゴミが入りやすい環境です。

ペットの毛は人間の毛よりも細く、目の中に入るとなかなか取れないので厄介です。目の中にペットの毛やゴミが入ったままだと、アレルギーを発症しやすいので注意が必要です。

生活習慣6「洗顔料やクレンジングが雑」

忙しい朝は洗顔を早く済ませてしまいたいものですが、雑な洗顔をすると目の中に洗顔料が入りやすくなります。特に、スクラブが入ったものや火山灰を使用した洗顔料は、まぶたの裏側にスクラブなどが入り込んでしまうことがあります。

生活習慣7「手を洗っていない」

生活してる中で何気なく顔を触ることがあると思いますが、手が不潔だと、その汚れが目に入ってしまうことがあります。直接目を触らなくても、髪の毛や肌に触れることで間接的に汚れが目に入ることもあります。

生活習慣8「目元をこする癖がある」

何気なく目をこする癖がある方は、指の汚れや目の周りに付着していたゴミが、目の中に入ってしまうことがあります。手はさまざまな場所を触るので雑菌や汚れが多くなっています。どんなに清潔にしているつもりでも手には汚れや雑菌が付着しているので、目元をこするのは控えましょう。

目の汚れに効果のあるもの

直接目の汚れを洗い流せる洗眼薬や目薬などは、目の中に異物が入ってしまったときに効果的です。また、小さなゴミや汚れであれば、涙の浄化作用で汚れを洗い流すことができるので、目の乾燥を避け、涙の分泌量や瞬きの回数を増やすことで自然に目の汚れを取り除くことができます。

洗眼薬や目薬の他にも、目の機能を正常に保つことにより目の汚れに効果を発揮するものがあります。以下に、目の汚れに効果のあるものをいくつかご紹介します。

その1「洗眼薬」

目の汚れや目の周りの洗浄ができる洗顔薬は、目薬では洗い流せないまぶたの裏の汚れも洗い流すことができます。ゴミやウイルス、花粉なども洗い流すことができるので、目のかゆみやアレルギー対策にも効果があります。

洗顔薬の使い方はそれぞれの商品に記載されている方法に従いますが、基本的に専用のケースに洗顔薬を入れて目をぱちぱちとさせるだけです。注意点があり、洗眼のしすぎは目の免疫力を下げることになるので注意しましょう。定期的に使用するのであれば、1日1回程度がおすすめです。

その2「目薬」

洗顔薬のようにまるごと目を洗う効果はありませんが、目薬によって目に水分を与えるだけでも、目の表面の汚れを洗い流すことができます。涙の代わりに目の表面を潤す効果もあるので、ドライアイの方は、目薬をこまめに使用するのがおすすめです。

目薬で目の汚れを取り除くには、2、3摘を目に点眼し、ゆっくり目をつぶってから目をぱちぱちとさせます。目からあふれ出た目薬は、清潔なティッシュやガーゼなどでふき取りましょう。

その3「ブルーベリー」

目に良いと言われるブルーベリーは、異物が入っている時の目のゴロゴロには直接的な効果はありません。しかし、ブルーベリーに含まれているアントシアニンという成分に眼精疲労回復の効果があり、目を健康的に保つことができます。

目の汚れがたまりやすいのは、涙の分泌量の減少や目の乾燥によることが多いので、目の機能が正常であれば、目が汚れにくくなります。

その4「目のマッサージ」

眼精疲労などで目に疲れが溜まっていると涙の分泌量やまばたきの回数が減り、目が乾燥し汚れが目の中に残りやすい状態になっています。目のマッサージをすることで、目元の血流を良くし、涙の分泌量を増やして汚れを押し流しましょう。

目のマッサージは、目の周りの筋肉をほぐすように指で優しく押したり、クルクルと目の周りをなぞって行います。目の周りの皮膚を引っ張らないように、クリームやオイルなどを付けた状態で行うのが良いでしょう。

ソフトコンタクトレンズの正しい使い方

目の汚れの原因となりやすいコンタクトレンズですが、正しい使い方はご存知でしょうか。いくら安全と言われていても、正しい使用方法をしていないと、最悪失明になるということもあり得ます。コンタクトレンズは直接目の中に入れるものなので、丁寧に取り扱いましょう。

ハードコンタクトレンズと、ソフトコンタクトレンズでは扱い方が異なりますが、利用者の多いソフトコンタクトレンズの正しい使い方を紹介します。

その1「装用時間を守る」

コンタクトレンズには、それぞれに装用時間が決められています。使用者の目の状況によって装用時間も異なりますが、一般的な終日装用タイプのコンタクトレンズは12~16時間が装用できる時間の目安です。コンタクトレンズを使用するときは、必ずこの時間を守りましょう。

長時間コンタクトレンズを付けたままにしておくと、瞳が酸素不足になり、目の抵抗力が落ちて感染症にかかりやすくなったり、角膜へのダメージが蓄積し、角膜の細胞数が減ってしまうことがあります。特に、就寝時にコンタクトレンズを付けたままだと酸素不足になりやすいので、注意しましょう。

その2「交換期限を守る」

柔らかく耐久性の低いソフトコンタクトレンズは、それぞれに交換期限が定められています。耐久性のある素材で作られた通年タイプで1年間以上つかえるソフトコンタクトレンズもありますが、ワンデーや2weekが一般的でしょう。

ワンデータイプのソフトコンタクトレンズは、コンタクトを洗浄して再び使用することはできません。レンズの劣化が起こるので、されぞれ定められた交換期限がきたら、新しいコンタクトレンズに交換するようにしましょう。

その3「正しいケアをする」

ワンデータイプのソフトコンタクトレンズは、レンズを外したときに破棄してしまうのでレンズ自体のケアは必要ありません。レンズのケアが必要になってくるのは、1weekや2weekなどの長期間使えるタイプのコンタクトレンズです。

基本的には、コンタクト洗浄液でレンズ表面についた汚れをこすり洗いをし、すすいで、数時間洗浄液にひたすことで消毒します。視界がぼやけるときは、レンズの表面にタンパク質が付着していることが原因なので、たんぱく除去に特化した洗浄液をつかうと、レンズの汚れがさっぱりとします。

次世代の素材である「シリコーンハイドロゲル」を使用したコンタクトレンズは酸素透過率が高く乾燥しにくいなどのメリットがありますが、汚れが付着しやすい特徴があるので、特に丁寧なケアを心がけましょう。

シリコーンハイドロゲルのコンタクトレンズは、洗浄液との相性が悪いとアレルギーを引き起こしてしまうことがあります。塩酸ポリヘキサニド系の成分と相性が悪いので、この成分の入っている洗浄液を避けたり、シリコーンハイドロゲル向けのコンタクト洗浄液を使用しましょう。

その4「眼科専門医で定期的な検査を受ける」

ネットで簡単にコンタクトレンズが購入できるので眼科へ行くことはないという方もいますが、定期的な検査を受けることが、目の健康を保つことに繋がります。特に目に異常を感じなくてもアレルギーを発症しているということもあります。視力に変化があったとき、自分では気づきにくいですが、定期的に検査を受けていれば、すみやかに適切な度数のコンタクトレンズに切り替えることができます。

その5「目の異変を感じるときは使用を控える」

コンタクトレンズはメガネよりも便利なので、ちょっと調子が悪い時でも無理やり装着してしまうことがありますが、目の健康状態を悪化させたり、炎症を起こすことがあるので、目に異変を感じるときはコンタクトレンズの使用を控えましょう。

また、目の調子が悪くなったときは、コンタクトを外してメガネに切り替えられるように、常にコンタクトケースとメガネを携帯することを心がけましょう。

その6「海やプールに入るときはコンタクトを外す」

海やプールに入るときはコンタクトレンズを外すことが推奨されています。物が見えなくなるので不便ですが、海やプールなどの水には雑菌が沢山含まれているため、コンタクトレンズをしたままだとレンズに汚れや雑菌が付着してしまいます。

ゴーグルを付けたり、直接水に顔をつけないのであればコンタクトレンズの使用も可能なので、シーンに応じて使用するようにしましょう。海水浴などの行楽シーンでは無茶をしてしまうことが多いですが、コンタクトレンズの取り扱いには気を付けましょう。

まとめ

目は異物が入りやすいので、ゴロゴロしたり、かすんで見えたりということは誰しも経験があるのではないでしょうか。通常であれば、目の中にゴミや汚れが入っても涙で洗い流されますが、ドライアイなどで涙の分泌量が少なくなると、涙の浄化作用が上手く働くなくなるため、常に目が汚れた状態になってしまいます。

目の汚れを放置しておくと、炎症を起こしたり、アレルギーを発症することがあるので注意が必要です。特に、コンタクトレンズを使用している方は、レンズに汚れが付着しやすくなるので、正しいコンタクトレンズの使用を心がけましょう。

また、生活習慣の中に、目が汚れる原因がないか確認してみましょう。何気ない習慣が目の汚れの原因となっているかもしれません。目が汚れないように予防したり、汚れてしまったときはしっかりと対処をして、目をきれいに保ちましょう。