目のコラム

眼に異物が入った時の症状と解決法について

何となく眼がゴロゴロする、違和感が消えないなどの眼のトラブルは珍しくありません。しかし「大したことはないだろう」と放置したり間違った対策をとってしまうと、大切な眼をさらに傷つけて症状を悪化させる恐れがあります。

そこで今回は、眼に異物感がある時の原因を理解して、正しい解決法をとるためのポイントについてお伝えします。

眼に入りやすいゴミとは?

人の眼は顔の前面についているため、元々ゴミが入りやすくなっています。ゴミが入りにくいようまつ毛が上下のまぶたについていますが、まつ毛のすき間を通って入るゴミは少なくありません。

上まぶたの裏側につくゴミとして多いのは、空気中に浮遊している小さなゴミや虫、植物の一部、洗顔料や化粧品などに含まれているスクラブや粉、抜け落ちたまつ毛などです。

また風の強い日に屋外で長時間過ごしたり、交通量の多い場所を移動したりすると、風や車によって巻き上げられたプラスチックやガラス、鉄などの金属片が眼に入り角膜の表面を傷つけることもあります。

眼に異物感がある時の取り方は?

上まぶたの裏にゴミが付いている場合は、上まぶたをゆっくりひっくり返して鏡で確認しガーゼなどのやわらかいものでそっと拭き取ります。

角膜の表面にゴミが付いている場合は、何度か意識的にまばたきをして涙によってゴミを流すといいでしょう。もし目薬を持っていれば数滴さしてもいいです。それでも取れないなら、水を張った洗面ボウルに顔をひたして数回まばたきしましょう。

鏡で見てもゴミが確認できない時や、涙や水中でのまばたきでも違和感が消えない時は、上まぶたや角膜の表面にゴミが刺さった状態になっている可能性があります。自己判断せず早めに眼科で診てもらうようにしましょう。

眼の異物感がある時にやってはいけないこと

眼の中にゴミが入った時、次のような行為は状態をひどくしてしまうのでやってはいけません。

手でこする

違和感を感じるとつい眼をこすりたくなりますが、ゴミが眼の組織の中に入りこんでしまうので手でこするのは厳禁です。また角膜にゴミが付いている場合は角膜を傷つける原因になります。角膜はとても傷つきやすいので、ごしごしと眼をこすったことで小さな傷がたくさんついてしまい、細菌が繁殖しやすくなってしまいます。

清潔でない手で触る

眼の中にゴミが入って違和感がある時は、眼のまぶたの裏や表面に傷が入っていることがあります。そんな状態の眼を汚れた手で触ると、ばい菌が眼に入って傷の部分で繁殖する可能性が高くなるので、手をよく洗ってからゴミを取るようにするといいでしょう。

心配なら眼科に行こう

眼に違和感があってゴミが入っていることは何となく想像できても、まつ毛などを除いてほとんどは小さなものなので、見て確認できないこともよくあります。涙や水で洗っても違和感が消えない場合はゴミだけが違和感の原因ではない場合もあります。

また、角膜の表面についた傷は基本的に自然治癒はしません。そのまま放置しているとばい菌が繁殖し視力に影響が出ることも考えられますし、コンタクトレンズを使用している場合は使用を続けることで傷が広がる可能性があります。そうなると治療のためにコンタクトレンズはしばらく使用禁止となります。メガネの生活だと不便を感じることもありますね。

正しい対処をして様子を見ても眼の違和感が消えないようなら、自己判断せずに眼科できちんと診察をうけ、適切な治療を受けることをおすすめします。