目と美容

マツエクで目ヤニができる理由と対策

毎日の化粧が劇的に楽になることで知られているマツエク。今やマツエクはおしゃれに敏感な若者だけでなく、女性なら誰しもが取り入れている美容法として浸透してきています。今回はそんな長く伸びた麗しいマツエクのメリットに潜む、知られざるデメリットである、「マツエクと目ヤニ」の関係性に迫ります。

マツエクをつけると目やにができる原因

マスカラよりもナチュラルに見せられるマツエクをしたことによって、目のトラブルが起きてしまった経験がある人も多いのでは?その中でもとくに多いトラブルは、「目ヤニの増加」です。朝起きると目ヤニが大量にでて目が開かない、鏡に映る自分の目元に目ヤニがごっそりこびりついているなど、日常生活に支障をきたしてしまうほどのトラブルに繋がりかねないのが目ヤニ。

目ヤニの原因はマツエクの人工的な増毛が原因ではなく、施術時に使用する「接着剤」が原因とされています。グルーと呼ばれる接着剤に含まれている成分で目がアレルギー反応をおこし、目のかゆみや目ヤニという症状としてあらわれてしまうのです。

接着剤に使用されている主な成分は、「ブチルシアノアクリレート」や「エチルシアノアクリレート」とよばれる接着成分です。この成分が揮発(きはつ)するときに発生する「ホルムアルデヒド」にアレルギーを起こしやすいため、汗をかいたり目をこすったりすると、目ヤニや痒みの症状が強くでてしまいます。

接着剤を使わなければいいのではないかと考える人もいるかもしれませんが、施術は元々あるまつげに人工の毛をグルーで丁寧に取り付けていく必要があるため、どうしても接着剤は欠かせません。

日常生活では気をつけていても、睡眠時に無意識に目をこすってしまい、接着剤が目の中に入るといったケースもあります。マツエクは目元をぱっちりと見せられキレイですが、こういった目のトラブルに注意する必要があることも知っておくべきです。

次に、実際に目ヤニが出てしまったときの対処方法についても見ておきましょう。

マツエク装着時の目やにの取り方

実際にもしマツエク装着時に目やにが出てしまったら、どのように対処するのが一番でしょうか?

目が開かないほどの大量の目やにが出ると、驚いてこすって無理にでも取ろうとしてしまいがちですが、せっかくのマツエクがとれてしまうこともあるのでやめましょう。

まずは鏡を見ながら、目の周りのどの部分にどれだけの目やにが付着しているか確認してください。次にコットンや綿棒に水分を含ませて、固まってしまった目やにをゆっくりと落としましょう。力加減は優しくがベストです。力を入れてゴシゴシとこすってしまうとマツエクが取れてしまう恐れがあるだけでなく、目元周りの薄い皮膚部分が炎症をおこしてしまう可能性もあります。

まつげの裏側や内側に目ヤニが残っていることもあるので、角度を変えてチェックしてください。取りきれずに残ったままになっていると周囲から不衛生に思われるだけでなく、新たな目トラブルを引き起こす原因となってしまいます。

水分だけでは目やにが取れないからといって、強力なクレンジングオイルを使用してしまうと、施術後のマツエクが取れやすくなってしまいます。水分だけでは上手に取りきれなかった場合は、マツエクを長持ちさせるためにもオイルフリーのクレンジングジェルや、ふき取りシートタイプを使って目やにを取りましょう。

目やにができないためにできる対策

マツエクは接着剤を利用するため目やにができやすい美容法ではありますが、目やにが発生しにくいように事前に対策も可能です。マツエク自体を長持ちさせるためにも、目やに対策をおこなっておきましょう。

対策1「パッチテストを受ける」

パッチテスト

予防策の一つとして、いきなりマツエク施術を受けるのではなく、接着剤のパッチテストを受けておくのも手です。パッチテストとは二の腕の内側の柔らかい部分に接着剤を適量塗り、痒みや赤みなどのアレルギー反応が出るかどうかをチェックする行為のことです。

大抵は2時間程度で症状がでますが、人によってはアレルギー発症まで時間がかかるため、塗付後24時間は経過をみたほうがいいでしょう。もしアレルギー反応が出た場合は、接着剤に入っている成分と体質が合っていないということになります。違う接着剤に変更して再度パッチテストを受けるか、サロン自体を変えてしまうというのもいいでしょう。

先ほども記述しましたが、主なアレルギーを引き起こす成分は「ブチルシアノアクリレート」や「エチルシアノアクリレート」の二種類です。

昔は速乾性と持続性の高いメチルシアノアクリレートが主流でしたが、刺激が強すぎるため現在はほぼ使われていません。ほとんどのサロンでは強力なエチルシアノアクリレートを使用しているところが多いので、今までに「付けまつげ」の接着剤で痒みや腫れがでた人はアレルギーが出る可能性が高いと見ておきましょう。

もしパッチテストでアレルギーがでてしまっても、二の腕の内側の狭い範囲のみであれば、大きな問題はありませんので安心してください。施術後に目トラブルとして症状が現れるよりも、事前にパッチテストを受けることをおすすめします。

対策2「接着剤の成分を聞く」

過去に目ヤニがたくさん出た接着剤の名前、もしくはパッチテストでアレルギー反応が出た接着剤の名前さえ覚えておけば、その接着剤の使用を避けられます。サロンによっては何種類かの接着剤を使い分けている場合があるので、自身が「○○入りの接着剤にアレルギーが出る」ことさえ伝えれば、入っていない接着剤を使ってくれるでしょう。

対策3「低刺激グルーを使う」

最近では目への負担の少ない低刺激グルーと呼ばれる接着剤を使うサロンも増えてきました。低刺激な分速乾性や接着力、持続力が少ないのが難点ですが、目に優しいのは事実です。低刺激グルーと呼ばれるものは、「エトキシエチルシアノアクアリレート」と呼ばれる成分が入っているものが多いでしょう。低刺激グルーは名前の通り刺激が少ないので目にしみにくく、マツエクで目が感じるストレスを和らげてくれることが期待できます。

もちろん低刺激グルーでも、エチルシアノアクリレートが含まれているものも存在しますので、低刺激グルーだからと安心せずにきちんと成分内容を確かめることが大切です。強力グルーと低刺激グルー、どちらも取り扱っているサロンかどうかを事前に電話やメールで問い合わせておきましょう。日本医療用グレードのグルーを取り扱っていればさらに安心です。

対策4「いいサロンを選ぶ」

いいサロンというのは、マツエクの仕上がりが美しく施術が完璧なサロン、というだけではありません。施術前にしっかりとしたカウンセリングをおこなってくれているか、施術に関する説明が不足していないかなど、信頼がおけるサロンかにも注目してください。

技術を謳うサロンは多くあれど、術後のケアやサポートまで充実しているサロンは残念なことに少ないと言わざるを得ません。万が一の際にもちゃんと対応してくれるサロンかどうか、見極めることが大切です。

対策5「目薬をさす」

長く量の増えたまつげにほこりなどの見えないゴミが付着し、気づかぬうちに目にダメージを与えてしまっている可能性があります。寝る前に目のトラブル予防向けの目薬を使うことで、目ヤニの予防にもなるでしょう。マツエクをしている人は目薬が目に入りづらい傾向があるので、しっかりと下まぶたを指でおさえて点眼するようにしてください。開封から1ヶ月以上経過した目薬は逆に不衛生ですので、使わないようにしましょう。

注意してほしいのは、「施術直後の目薬はNG」という点です。見た目には完成しているように見えるマツエクも、実は完璧に乾燥するまで3~4日程度かかります。

乾燥しきっていないうちに目薬をさしてしまうと、目薬の成分がグルーと科学反応を起こし、グルーが目薬と一緒に溶け出して充血などの目のトラブルを引き起こしてしまう原因となってしまいます。きちんと乾燥したのを確認してから、目薬で目元を清潔に保つようにしてください。

対策6「メイクをしっかりと落とす」

マツエク後はアイメイクが薄くなるといっても、アイシャドーやアイラインなどの目元メイクを追加でする人もいますよね。そういった目元メイクを、マツエクを落とさないように注意するあまり、きちんと落とせておらず目ヤニを引き起こしている可能性があります。

ここでは、マツエク施術直後のデリケートになっている目元のクレンジング方法について紹介します。専用のアイメイククリーバーをコットンに付け、まぶたからまつげの先に向かって優しくふき取ってください。この際ゴシゴシと強くこすったり、往復させたりしてはいけません。必ず、上から下への一方へふき取りましょう。

一度のコットンだけでふき取りきろうとはせず、汚れたコットンはどんどん新しいものに変えて、アイメイクがコットンの表面につかないようになるまで繰り返します。勿体無いからといって同じコットンを使うと、目元の清潔さを保てません。

コットンは目が細かく柔らかいタイプが、マツエクにもっとも負担がかからずベストです。不安な人は、サロンでマツエク時のクレンジング方法についても教えてもらっておきましょう。

まとめ

今回は女性に人気のマツエクの目ヤニ問題の原因と、予防策をあわせて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

毎日の目元メイクが劇的に楽になるマツエクですが、しっかりとした知識がないと目ヤニだけでなく、大変な目トラブルを引き起こしてしまう可能性があります。信頼のおけるサロンで、安心できる施術をうけたいですね。もちろん施術後の行動によっても目ヤニをおさえることも可能です。今回紹介した目ヤニ予防をしっかりとおこなって目元を清潔に保ちつつ、マツエクを長持ちさせてくださいね。