目のコラム

100均グッズできる、箱メガネの作り方【箱メガネを自作してみよう】

このページでは100均で売ってるものとペットボトルを使って、箱メガネを自作する方法について説明します。

箱メガネを作ってみよう

今日は、子どもと一緒に磯遊び。潮だまりで小さな生き物を探します。

経験と知識のある大人は、見つけるのが上手。生き物が隠れていそうな場所がなんとなくわかりますし、姿や大きさを念頭に置いて探すので目に留まりやすいのです。

「ほら、そこの石の下にいるよ」「え?どこ?わかんない・・・」

指をさして繰り返し教えても、魚やエビの姿をとらえられない子どもたち。

上からのぞき込んでも、水の中がよく見えないのには、2つ理由があります。

ひとつは、水面で乱反射した光が、たくさん目に入ってまぶしく感じてしまうから。もうひとつは、水底からの光(=魚の形を目に伝えます)が、波立つ水面を通過する時に、ゆがめられてしまうからです。

そんな時に便利なのが、箱メガネです。箱メガネを使えば、水面の影響を受けることなく、水の中がクリアに見えますよ。

箱メガネとは?

漁の道具としての箱メガネ

箱メガネは、漁の道具として、大正時代の中ごろから用いられるようになりました。木箱の底にガラス板を接着したものが基本型です。

海底にいるアワビやウニを、小船の上から狙うときに、今でも使われています。箱メガネのガラス部分が水中に浸かるように、わずかに沈めて中をのぞきながら、網やカギ爪のついた竿で獲物をひっかけるのです。海面からの距離は、なんと7~8メートルになる場合も。

こんなに深くまで見通せるなんて、単純な構造ながら、箱メガネの威力はすごいですね。手を離しても箱メガネが流されないよう、口にくわえる部分をつけたり、顔が当たる部分にタオルを巻き付けたり。プロの漁師さんは、自分で使いやすいように箱メガネに工夫をしています。

ちなみに、箱メガネは、別名「蛸メガネ」ともよばれますが、現在ではタコ漁にはあまり用いられていないようです。タコを獲るには、壷籠を海底に沈め、しばらく待って引き上げる方法が主流です。

さて、箱メガネは川釣りでも大活躍。石の間のカジカを誘う時や、シャクリで鮎を引っかける時など。箱メガネでしっかり獲物を目視して、餌を近づけます。海上での漁とは異なり、ほぼ水平の方向を見るため、箱メガネを少し斜めにして使います。水が入ってくるのを防ぐため、のぞく側に半分ほどフタをつける人もいます。

磯遊び・川遊びに箱メガネを使う利点

本格的な漁のための箱メガネと、磯遊びや川遊び用の箱メガネは別モノと考えたほうが良いでしょう。磯遊びや川遊び用には、プラスチック素材で作られた、小さくて軽いものがあります。

ちなみに、箱メガネの「水と目の間に、空気の層をはさむことで、水中のクリアな視界を得る」原理は、水中メガネと同じ。

時には水の中に飛び込んで、魚と同じ気分を味わうのもよいでしょう。しかし、泳ぐには適さない場所や季節、年齢の場合もありますよね。いつでもだれでも、水中の景色を気軽に楽しむことができる、それが箱メガネの利点です。

既製品は1,000円前後で購入できますが、身近な材料で手作りするのも楽しいですよ。

箱メガネの作り方

STEP1「材料を準備する」

用意するもの

  • ペットボトル(2リットルのもの)1本
  • ビニールテープ
  • ラップ
  • 輪ゴム
  • カッター
  • はさみ
  • (首から下げたい場合)目打ちまたは錐
  • (首から下げたい場合)ビニールひも

STEP2「ペットボトルを切る」

ペットボトルの上下を、カッターで切り落とします。飲み口と底のすぼんでいる部分をすべて取り除けば、見える面積を最大にすることができます。

STEP3「切り口にテープを巻く」

切り口で手や顔を傷つけないよう、ビニールテープを巻いておきます。

水に濡れる可能性があるので、布テープや粘着力の弱いテープは避けたほうがよいでしょう。今回は、電気絶縁用のテープを使いました。テープを内側に折りこむ際、四隅に少し切り込みを入れておくと、ピッタリつきやすいです。

STEP4「ラップをつける」

切断面がじゅうぶんかくれる大きさに、ラップを切り取ります。ラップがぴんと張られている状態で、輪ゴムで止めます。

複数箇所をとめる、2~3本まとめて使うなどすると、外れにくくなります。

STEP5「ひもをつける」

サイドに2箇所、錐などで穴をあけて、ビニールひもを通します。岩場や川原などは、足場の悪いところが多いです。箱メガネは首からさげて、両手が自由になるようにしておいたほうが、安全でしょう。

まとめ

家の中にある材料だけで、立派な箱メガネができました。

ポイントは、できるだけシワやたるみができないよう、ラップをぴんと張ることです。ボコボコのラップだと、波立つ水面と同じになってしまいます。

なお、この手作り箱メガネは、それほど頑丈ではありません。現地で不具合がおきた時のために、予備のラップや輪ゴムを持っていくとよいでしょう。

また、もっと丈夫につくりたい場合は、プラスチックの虫かごの底をくりぬいて、アクリル板を張り付ける方法もありますよ。

手作りの箱メガネで、自然を存分に楽しんでくださいね。