コンタクトのコラム

ピンホールコンタクトレンズとは?近視・老眼・乱視・遠視も矯正できる万能レンズ

ピンホールコンタクトレンズという視力矯正法を耳にしたことがありますか?

近年、注目を集めているピンホールコンタクトレンズはその名の通り、ピンホール効果を利用した画期的なコンタクトレンズです。現在開発中のピンホールコンタクトレンズは世界で注目を集めるコンタクトレンズですが、日本ではまだ詳しく知られていないですよね。

そこで本記事では、ピンホールコンタクトレンズの詳しい仕組みと効果、課題点をご紹介します。最後には気になるピンホールコンタクトレンズの発売日の予測も。未来の視力矯正法ピンホールコンタクトレンズについて詳しく知り、最新情報をチェックしましょう。

ピンホールコンタクトレンズとは?

まずは、ピンホールコンタクトレンズが普通のコンタクトレンズとどう違うのか、その概要について見ていきましょう。

ピンホールコンタクトレンズは、先ほども触れた通り、ピンホール効果を利用したコンタクトレンズです。度数が入っていないソフトレンズに瞳孔と同じ大きさの遮光剤を塗った黒円を配置し、中央に小さな穴をデザインした特徴的なレンズになっています。

ふつう中央に穴を開けただけでは視界が暗くなってしまいますが、中央の穴の周りに小さな穴を開けることで裸眼と同等の明るさを維持しています。

ピンホールレンズは近視、遠視、老眼など全ての屈折異常に一枚のレンズで対応する万能レンズで、近視と老眼や乱視と遠視など、どんな組み合わせでも矯正が可能という点で非常に画期的だと言えます。度数を合わせる必要がないことから、災害時や途上国でも大いに役立つとして注目を集めています。

またピンホールコンタクトレンズは従来のコンタクトレンズやメガネと違って、目の調整機能に頼る製品ではないため、使用しても目が疲れにくく、疲れ目の軽減効果も期待できます。ピンホールコンタクトレンズは、コンタクトやメガネの着用時間が長く目が疲れやすい…そんなあなたにぴったりな商品なのです。

ピンホールコンタクトレンズの開発を進めるのはユニバーサルビューという日本の会社です。寝ている間に装着することで視力が矯正されるオルソケラトロジーを開発した会社として有名です。オルソケラトロジーは角膜が柔らかい子供向けの商品ですが、ピンホールコンタクトレンズは老眼などメガネに頼るしかなかった世代の利用が可能です。幅広い世代の人が着用できるという点で、ピンホールコンタクトレンズはオルソケラトロジー以上に画期的な商品と言えるでしょう。

ピンホールコンタクトレンズで視力が矯正できる理由

ピンホールコンタクトレンズが画期的な万能レンズであることがよくわかりましたね。では、なぜピンホールコンタクトレンズにはこのような視力の矯正が可能なのでしょうか?

それはピンホール効果という原始的な仕組みを上手に利用していたコンタクトレンズだからです。

ピンホールとは英語で針穴のことで、ピンホール効果とは小さい穴を通して見ることで像がよりはっきりと見える効果のことをいいます。まず小さな穴を通して見ると、光が細く収束されて目の中に入ってきます。その結果、焦点深度が深くなり、網膜に像がはっきりと映るようになります。そもそも近視は焦点深度が浅いことが、遠視は焦点深度が深すぎることが原因で起こる屈折異常です。ピンホール効果を利用すれば、光があらかじめ細い状態で入ってくるので、光を大きく屈折させる必要がありません。

そのため、近視であっても遠視であっても、適切な焦点深度を保つことができるのです。

また、ピンホールコンタクトレンズの場合、レンズの役割をする水晶体が光を大きく屈折させる必要がないので、水晶体を調節する毛様体筋の働きを抑制する効果があります。見えやすくなるだけでなく、目の疲れにくさも期待できるのですね。

ピンホールコンタクトレンズの課題点

ピンホール効果を利用した画期的なピンホールコンタクトレンズですが、課題点もあります。

一番大きな課題点は、視力が極度に低下している人はそれほど高い効果は望めないという点です。ピンホールコンタクトレンズは様々な視力レベルに対応する万能レンズですが、その対応の度合いには限界があります。

現在のところ、中程度の視力ならば1.0まで視力の回復が可能であるとされていますが、極度の近視の場合は少し見やすくなる程度に効果が抑えられてしまう可能性もあるので注意が必要です。

しかし、今後の研究次第で改善されることも十分あり得ます。開発元の研究に期待がかかりますね。

ピンホールコンタクトレンズの発売日はいつ?

ピンホールコンタクトレンズは現在開発中です。それでは、気になるピンホールコンタクトレンズの発売日はいつ頃になるのでしょうか?

ピンホールコンタクトレンズを開発するユニバーサルビューによると、ピンホールコンタクトレンズは2019年ごろの販売を目指しているようです。将来的には海外展開も視野に入れているといいます。

ピンホールコンタクトレンズは、NEDOという新エネルギー・産業技術須郷開発機構)のベンチャー支援事業として採択され、国内外の特許を所得しているようです。日本だけでなく、世界でピンホールコンタクトレンズが広く普及する日がやって来るかもしれませんね。

まとめ

ここまでピンホールコンタクトレンズの概要と視力矯正の仕組み、課題点、発売予想日についてみてきました。ピンホールコンタクトレンズは開発中でありながら世界から注目を集めるのも納得の素晴らしい視力矯正法であることがわかりましたね。

課題点もありますが、ピンホールコンタクトレンズはまだ発展途上です。今後研究が加速し、一般に広まるようになれば、私たちの目の環境も大きく一変するかもしれません。本記事がピンホールコンタクトレンズの魅力を知る1つのきっかけになれば幸いです。

また、非常に完成が待ち遠しいピンホールコンタクトレンズですが、開発に関する情報は常に更新されています。ピンホールコンタクトの開発状況が気になるあなたは逐一情報をチェックしてみてはいかがでしょうか?