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補色とは?補色の持つ意味や効果、反対色との違いを理解しよう【画像あり】

色が持つ効果についてはファッションやメイクなどの情報でよく解説してあるのを見かけますが、この記事では、そこからもう一歩踏み込んで、いくつかの色を組み合わせることで生まれる効果についてお伝えします。ということで、今回は「補色」という色の組み合わせに注目し、その効果や代表的な組み合わせについて紹介します。

補色とは?

色を虹の色の順にサークル上に並べたものを色相環と呼びます。ファッションやメイク、インテリアなどのカラーコーディネートなどでよく使われるツールです。この色相環において互いが正反対の位置にいる色同士の組み合わせを「補色」と言います。

表現を変えると、色みの差がもっとも大きい組み合わせです。

▽色相環

補色の効果は「目立たせること」

補色の効果としてもっとも大きいのは、互いの色を互いが目立たせることができるという点です。パッと見た時に、視界に飛び込みやすいことから、商品のパッケージや看板などによく使われます。

ただし、この効果を得られるのは補色同士を隣り合わせで使った場合で、補色同士を混ぜた場合は、逆に互いの色の良さを消してしまうというデメリットがあります。濁った色になってしまうため、混ぜて使うことは通常しません。

▽補色を組み合わせている例(IKEA)

補色と反対色の違い

色相環で正反対の位置にある色を「補色」と言うのに対して、正反対の色の左右にある色を「反対色」と言います。

補色と反対色

反対色は、補色よりは色みの差が小さいため、目立ちやすさも落ちます。逆に言えば補色よりはまろやかな印象を与えることができます。ただし色相環における隣同士の色は色みの差があまりないため、補色と反対色との違いはあまりないと考えていいでしょう。

代表的な補色の組み合わせ

では、補色の組み合わせとしてよく使われているパターンをいくつか見てみましょう。

赤と緑(青緑)の組み合わせ

まずもっともよく見かけるのは赤と緑(青緑)の組み合わせです。国内最大手のコンビニエンスストアチェーン・セブンイレブンの看板はこの色の組み合わせですね。建物や看板がたくさん並ぶ市街地でも、遠くから見つけることができます。

またiPhoneでは、電話のアプリが緑で、着信履歴数の表示が赤でこれも補色の組み合わせです。ぱっと見ただけで数字はともかく着信があったことがすぐ把握できる効果があります。

黄(オレンジ)と紺の組み合わせ

次に多いのが黄・オレンジと紺の組み合わせ。ドリンク「オランジーナ」のパッケージはこのパターンです。視認性が高いだけでなく、素材のオレンジがよりおいしく見えるよう紺を使って引き立たせる狙いがあります。先ほど写真でご紹介したインテリアショップ「IKEA」や、ポイントカード「Tポイント」のマークも同じ組み合わせですね。

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黄色と紫の組み合わせ

黄色と紫の組み合わせもインパクトの強い補色です。CDやDVDのレンタルショップ・ゲオの看板はこの組み合わせです。黄色の中に紫色の文字で書かれている店名がより目立って見えますよね。

水色と朱色の組み合わせ

その他、水色と朱色の組み合わせも時々見られます。

ミネラルウォーターのエビアンのマークはこのパターンです。比較的やさしい補色の種類ですが、互いを目立たせる効果があるという意味は他のパターンと変わりません。

補色を理解して日常生活をより豊かに

補色は視覚的な刺激がもっとも強い組み合わせで、どんなにはっきりとした赤や青であっても単体で使うより目立ちます。

ただし、刺激が強すぎることで不快感につながったり、ストレスを感じやすくなったりといった場合もあるため、商品のパッケージなどで採用する際は色の濃さや明るさのバランスに注意する必要があります。

また、インテリアなど長時間過ごす場所におけるカラーコーディネートでは、補色を使うと落ち着かない部屋になる可能性が高いためあまり使わないのが一般的です。もし使うとすれば、補色になるどちらか一方の面積を大きく減らすと、その色がアクセントとなってメリハリの効いたインテリアにすることができます。