目のコラム

日常生活でも大活躍!ブラックライトの仕組みと肌への影響とは?

主に科学捜査などの産業用として開発されたブラックライトですが、最近は低価格の商品が増えてきたこともあって、ホームセンターや雑貨店などの店頭で見かけるようになってきました。とはいえ、ブラックライトがどんな場面で使えるのかについてはよく知らないという人も多いでしょう。

そこで今回は、ブラックライトのしくみや私たちが使う際の用途、そして肌への影響についてお伝えしていきます。

ブラックライトとは何か?

ブラックライトとは、紫外線の中でも波長が長い紫外線を放射するライトのことです。紫外線と呼ばれる光線は、100~400nmの範囲の波長の光をさします。単位として用いられているnm(ナノメートル)とは、1mの10億分の1の長さです。

ブラックライトは、波長の長さによって3つに分けられる紫外線のうち、もっとも波長が長い315~400nmの範囲の波長をもつUV-A領域の紫外線を放射します。

人間の目で認識できる光の波長は380~780nm。ブラックライトで放射する紫外線は、人間が認識できる範囲の波長の下限に近い波長なので、見えるとしてもわずかです。

ブラックライト

ブラックライトの仕組み

ブラックライトの光は人間の目では認識することが難しいということは分かりました。ではなぜブラックライトが光って見えるのでしょうか。

その仕組みは、ブラックライトの光を受けた物体に蛍光物質が含まれていて、その物質が光っているからです。ここで言う蛍光物質とは、ある波長の光を受けるとそれとは違う波長の光を出す性質をもった物質をさします。

蛍光物質に含まれている原子は、ブラックライトの光を受けた際にそのエネルギーを吸収し、不安定な状態になります。そして一部が熱や振動に変換されると同時に、残りは発光することでエネルギーを放出するのです。

また、蛍光物質に吸収された光のエネルギーは放出する光のエネルギーよりも大きいです。そのため、蛍光物質が放出する光の波長は、吸収した光よりも長くなります。つまり、ブラックライトが発光した光の波長よりも長い波長の光が見えることになります。

光の波長は青色が最も短く、青から緑、そして赤に変わるにつれて長くなります。この性質に従って、物体に当てたブラックライトの波長の長さによって、見える光の色を変えることができます。

ブラックライトの使用用途

私たちが日常生活の中でブラックライトに接する機会が多いのはレジャー施設でしょう。一般的な照明とはまったく違う謎めいた雰囲気を演出することができるため、遊戯スペースや通路などの空間演出のツールとしてよく使われています。

ボーリング場

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喫茶店のトイレ

マリンワールド海の中道

三笠館

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展示会やイベント会場でもブラックライトが活躍

展示会やイベント関連の会場でも同じく空間の演出法のひとつとして使われることが多くなってきています。

佐賀県立宇宙科学館

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ライブハウス

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品川アクアパーク

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イベント会場においては、入場や再入場といった入退園管理の方法として使われることもあります。紙のチケットのように紛失する恐れがなく、洗えば簡単に落ちるスタンプ式で使われています。

東京ディズニーリゾート

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パーティーなどでの食事の演出としてもブラックライトを使う場合があります。ブラックライトに反射する食材を使っています。

ケーキのデコレーション

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ファッションアイテムとしても

ファッションの一部として、ブラックライトの光を受けると出てくる模様を顔や爪に描いて楽しむという使い方もあります。

ネイル

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フェイスペインティング

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ブラックライトの肌への影響は?

紫外線と聞くと、夏場の日焼けでシミや肌荒れといった肌へのダメージが大きい印象がありますね。そのせいか「ブラックライトから放射されるのは紫外線」と聞くと肌に対して悪い影響があるのではないかと不安に感じる人も多いでしょう。

結論から言うと、ブラックライトから放射されている光は肌にほとんど悪影響を与えないとされています。その理由は、紫外線の中でももっとも害が少ないUV-Aの波長の光を発しているためです。

紫外線は波長によってUV-A、UV-B、UV-Cという3種類に分かれています。波長が長いほど日焼けしやすく、肌へのダメージが大きいと言われています。

ブラックライトに用いられている光はUV-Aなので、他の2種類の紫外線よりも害が少ないのです。

ただし紫外線であることには変わりありませんから、大量に、また長時間浴びれば日焼けします。またできるだけ光源を直視しないほうがいいでしょう。

まとめ

光を当てた物体の蛍光物質が光るという少し特殊な性質を持つブラックライト。非日常的な雰囲気がほしい場所やタイミングなど、特別なシーンで使うと楽しめそうですね。