コンタクトのコラム

話題のナイトレンズで近視を解決!眠っている間に視力矯正?【オルケソラトロジーレンズ】

眠っている間に視力が矯正できるという話を聞いたことはありませんか?近視や乱視の治療法として今大注目の『ナイトレンズ』は、正しくは「オルケソラトロジーレンズ」という名称です。どんな人が使えるの?治療費は?どのように治療を進めるの?詳しく説明します。

ナイトレンズとは?

ナイトレンズとは酸素を良く通す特殊なハードコンタクトレンズです。就寝中に装着し起きたらレンズをはずすという使用方法で、レンズによって角膜のカーブを整えます。レンズを外しても角膜はレンズによって整えられた形状を保つことができ、それにより近視や軽度の乱視を矯正するのです。

近視の人の眼球は上から押しつぶされたような楕円をしており、そのせいで網膜より手前で像の焦点が合ってしまっています。ナイトレンズで角膜の表面を整えることで網膜上にきちんと焦点が合うようになるのです。

また乱視は角膜の表面がデコボコし、正しい球面をしていないために起こる現象です。ナイトレンズを装着して角膜を正しい球面に矯正することで乱視が改善します。

ナイトレンズの費用

ナイトレンズはめがねやコンタクト、レーシック等の手術と同様に健康保険は適用されません。またレンズ自体が特殊なので一般的なコンタクトレンズよりも高額になります。

ナイトレンズにかかる費用は片眼5〜6万円、両目で10〜12万円程度です。これらの金額にはレンズ代だけでなく様々な検査費用や初期ケア用品代などが含まれています。また多くの医療機関では試用期間を設けており、試してみたが効果が出なかった、体質に合わずレンズが使えなかったという人に対してレンズと交換で返金をしています。

覚えておくべきは、ナイトレンズの費用が医療費控除の対象となることです。医療費控除とは10万円以上医療費がかかった場合に収入に応じた控除が受けられる制度です。ナイトレンズは高額なので、確定申告で忘れずに申告しましょう。

コンタクトとの違い

一般的なコンタクトとの大きな違いと言えば、就寝時に装着し起床したらレンズをはずすという使用法です。また、治療が進めば毎日装着する必要はなく、数日置きの利用でも効果がみられる場合もあります。

このように活動時にレンズを使用する必要がないのでスポーツをする人に大変向いています。

また、近視の進行を遅らせる効果があることも報告されており、子供の近視治療に対し大きく期待されています。

ナイトレンズによる治療の流れ

STEP1「治療方針の説明を受ける」

治療の仕方の説明を受けます。また一般的なコンタクトレンズ同様、レンズのケアは必須であること、就寝時に使用するリスクや装用が適さない例があること、効果には個人差があることなども説明を受けます。きちんと理解した上で同意します。

STEP2「問診、適応検査」

今までにコンタクトレンズを利用した経験はあるのか、目に疾患はあるのか、どのような環境で装着することになるのかを医師に伝えます。
また適応検査では視力検査などの一般的な検査に加え、角膜の曲がり具合を図るなど特殊な検査もあります。初診は4〜5時間かかることもあります。

STEP3「テストレンズの装用」

医療機関でテストレンズを装着し、角膜上でのレンズの動きや位置に問題ないかを確認します。同時に自分用のレンズをオーダーしますが、カスタムレンズなので届くまでに数日かかるのが一般的です。

STEP4「治療用レンズを決める」

オーダーしていたレンズを受け取りに行きます。もう一度その場で装着し、動きや位置を確認し問題なければ決定します。またレンズのケアの仕方や定期検査のスケジュールも確認します。

STEP5「実際に使ってみる」

実際に使ってみます。たいていの場合は処方翌日に検診を受ける必要があるので、問題や質問があれば確認をします。どれくらいの時間着用できたのかなども記録しておけたら完璧です。

STEP6「定期検診を受け、着用時間を決める」

効果が出始めるまでには個人差がありますが、数日から数週間で実感する人が多いようです。検診での数値とともに確認し、装着期間を開けていく相談をします。
また思ったほど効果が出ないなど、治療をやめる場合も相談してから中止するようにしましょう。

ナイトレンズを利用する際の注意点

ドライアイや強いアレルギーを持った人は治療に向かない場合があります。また寝姿においても可能な限り仰向けで寝るよう指導があり、横を向いて寝る癖があるとレンズがずれてしまう可能性もあります。

まとめ

通常のコンタクトレンズやメガネの煩わしさに悩まされている人にとって、日中裸眼で過ごすことができるナイトレンズは大変嬉しいものです。しかし、きちんと利用しなければ問題が起きることを理解なければなりません。正しく治療して快適な裸眼ライフを目指しましょう。