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コンタクトレンズ用の目薬と普通の目薬、違いは?

最終更新日:2018/06/28

コンタクト装着時はもちろん、目の不調を感じる時に目薬は必需品ですよね。

目薬にはコンタクトレンズ用と普通の目薬がありますが、違いがあるため正しい使い方を知っておく必要があります。今回はコンタクトレンズ用の目薬と普通の目薬では何が違うのか、目薬を差す時のコツや注意点について解説していきます。

コンタクト用と普通の目薬の違い

ドラッグストアや薬局で販売されている目薬は、コンタクト用と裸眼に点眼する普通の目薬の2種類があります。

コンタクト用と普通の目薬では、目薬に配合されている成分に違いがあります。コンタクト用は目を乾燥から守るための目薬で、涙に近い成分でつくられています。コンタクトを装着していると涙の分泌が少なくなるため目が乾燥し、コンタクトが目に張り付く、コンタクトと目の摩擦によってレンズに傷が付くといった不具合が起きてしまいます。コンタクトの装着による目の乾燥を改善するためにコンタクト用の目薬があるのです。

一方、普通の目薬にはビタミンや抗菌作用をもっている成分が配合されています。目の疲労、充血、かゆみ等の症状を緩和するための治療を目的につくられているのです。

さらに普通の目薬は薬品の品質を保つために濃度が高い防腐剤が含まれています。コンタクト用の目薬には濃度が高い防腐剤は含まれていません。

コンタクト装着時に裸眼用の目薬が禁止されている理由

コンタクト装着時にはコンタクト用の目薬を使わなければなりません。コンタクト装着時に裸眼用の目薬が禁止されている理由は2つあります。

理由1「普通の目薬に配合されている防腐剤による影響」

普通の目薬には濃度が高い防腐剤の成分「ベンザルコニウム塩化物」が配合されています。

ベンザルコニウムは細菌の細胞膜を変化させることで殺菌し、目薬の容器内に細菌やカビが繁殖しないようにしてくれます。しかしベンザルコニウムは細菌だけではなく、黒目の部分である角膜細胞の細胞膜も変化させてしまう(角膜に傷ができる)のです。

そのため、コンタクト装着時に普通の目薬を使うと防腐剤の成分を吸収して、角膜に傷ができやすくなります。角膜に傷ができる病気を「角膜上皮障害」と言い、涙が止まらなくなる、目の痛みや充血、目やにが出る、視力低下等の症状が生じるのです。

理由2「普通の目薬に配合されている血管収縮剤による影響」

普通の目薬には目の充血を改善するための血管収縮剤が配合されています。血管収縮剤は結膜の血管を収縮させて目への酸素供給が滞ることから、コンタクト装着時に使用すると目に負担がかかってしまいます。

さらに涙の分泌を抑制する作用もあるため、ドライアイの症状がひどくなってしまいます。血管収縮剤が配合されている目薬はコンタクト装着時には適していないのです。

目薬を差す時の注意点とコツ

今から使える、目薬を差す時に役立つ10個のコツをご紹介します。

コツ1「清潔な手で目薬を差す」

流水と石鹸で手を洗ってから目薬を差しましょう。手が汚れていると、目の粘膜や目薬の容器に細菌が付着してしまいます。

コツ2「目薬は1摘差すだけ」

目が乾燥している、異物が入っているようなゴロゴロしている感じがあると何摘も差してしまいがちです。実は目薬は左右の眼に1摘ずつ差すだけで十分なのです。

親指と人差し指でまぶたを開き、1摘目薬を差しましょう。目薬を差すのが苦手な方は下まぶたを引っ張ると差し易くなります。

コツ3「目薬を差したら30秒~1分間目を閉じる」

目薬を差した後に何度もまばたきしていませんか?

目薬を差した直後に何度もまばたきをすると、目に薬の成分が浸透しません。目頭の近くに涙点、鼻涙管という喉に繋がっている通り道があるのですが、まばたきをすると目薬が目頭に移動して喉に流れてしまうのです。

目薬を差したら30秒~1分間目を閉じて目に浸透するのを待ちましょう。

コツ4「目薬の容器にまつ毛やまぶたが付かないようにする」

目薬を差す時にまつ毛やまぶたとの距離が近いと、目薬の容器に付いてしまうことがあります。

目薬の容器にまつ毛やまぶたが付くと細菌が容器に付着して目薬を清潔に保てなくなるので、まつ毛やまぶたが付かない距離で目薬を差しましょう。

コツ5「目薬の使用期限を守る」

防腐剤が配合されている目薬は開封後1か月、防腐剤が配合されていない場合は1週間が使用期限です。これらの期間を過ぎると目薬の容器に細菌が繁殖し易くなります。使用期限を過ぎた目薬は捨てて新しい目薬を使うこと、また目薬の説明書に記載されている用法や容量を守ることも大切です。

コツ6「目薬の容器に浮遊物がある場合は使わない」

目薬の容器がまぶたや目やにと触れてしまうと、目薬の容器内に汚れや目やにが入ってしまい、浮遊物となることがあります。

目薬の容器内に浮遊物を見つけたら使用せずに、新しい目薬に変えましょう。

コツ7「他人と共有しない」

外出先や職場で目薬を忘れてしまった時、他の人や家族が使っている目薬を借りたことはありませんか?

他人と目薬を共有するのは目の病気を引き起こす原因になります。目薬を差す時、知らないうちにまつ毛やまぶたが容器に付いてしまうと細菌が入ってしまいます。その細菌が入った目薬を別な人が使うことで結膜炎を引き起こす可能性があるのです。

コツ8「目薬を差した後に目からあふれたら清潔なティッシュで拭き取る」

目薬を差した後に目薬があふれた場合は、手や洋服ではなく清潔なティッシュやガーゼで拭き取ってください。

手や洋服に付着している細菌が目に入ってしまう可能性があるためです。

コツ9「裸眼用の目薬を差す時はコンタクトをはずして5分あける」

目の不調がある時には普通の目薬を使う場合があります。コンタクトを装着している方で普通の目薬を使う場合は、コンタクトをはずしてから5分あけて目薬を差すようにしましょう。

コツ10「目薬の保存は直射日光を避ける」

目薬の保存は涼しい場所が適しています。冷蔵保存の指示がある目薬は冷蔵庫で保管することが適切ですが、特に指示がない場合は直射日光を避けて涼しい場所で保管しましょう。

まとめ

コンタクト用の目薬は目の乾燥を改善し、普通の目薬は目の症状を緩和するためにあります。

コンタクト用と普通の目薬の違いが配合される成分であること、普通の目薬はコンタクト装着時に適していないことがわかったら、目薬を選ぶ時に迷うことはないでしょう。

コンタクト装着時にはコンタクト用の目薬を使い、目薬を差す時のコツを踏まえて使うことであなたの目の健康を守ってくださいね。

ライタープロフィール

freeと申します。これまでの経験を活かしたリアルさ・臨場感を大切にし、読者が他の記事を読んでみたいと思えるような記事を執筆して参ります。
   

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