目にまつわるスポット 目の錯覚

不思議な『錯視』の世界を体験してみよう【画像あり】

何気ない模様が人の顔に見えたり、平面の画像が立体的に見えたり…。日常生活の中で経験したことはありませんか?このような勘違いや見間違いは「錯視」と呼ばれる現象によって起こります。

このページでは、不思議な現象、錯覚を体験できる画像や、錯視やトリックアートを展示している美術館をご紹介します。

錯視とは?

実際の物事とは異なるように見えたり聞こえたりする現象を錯覚と言いますが、「錯視」は錯覚の中でも特に目に関する錯覚のことです。

「錯視」とひとことで言っても様々なタイプがありますが、大まかには目の機能に問題があるのではなく、その情報を受け取る脳の機能や特性により起こります。錯視のタイプにより原因も違い、また、中には未だ原因のはっきりしていない錯視もあるそうです。

やってみよう!錯視を体験できる画像6選

錯視を起こすよう作成された画像や、偶然に撮った写真が錯視画像のように見えることで話題になったものなど、様々な錯視画像があります。有名なものや話題になったものなど、不思議な錯覚の世界を楽しむことのできる錯視画像をいくつかご紹介します。

注意点として、錯視画像の見え方には個人差があります。体感の程度が異なったり、中には全く錯視が起こらない方もいるますが、個人差の範囲なので錯視として見えなくても問題ありません。

ミュラー・リヤー錯視

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実際に描かれた図形より大きく見えたり、直線が曲がって見える、というタイプの錯視は幾何学的錯視と呼ばれますが、ミュラー・リヤー錯視は幾何学的錯視の中でも特に有名な画像です。

両端に矢印のようなものがついた2本の直線があります。外側に矢印がついた直線の方が長く見えるように感じませんか?しかし、実は2本の直線部分は同じ長さです。

チェッカーシャドウ錯視

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形が違って見えるだけではなく、色に関する錯視もあります。チェッカーシャドウ錯視は影に関する色の認識補正を利用した錯視です。

画像では明るいグレーと暗いグレーのタイルが交互に並んでいるように見えますが、実はタイルAとBは同じ色です。他のタイルを指で隠してみると確かに同じ色だということが分かります。

蛇の回転

錯視研究の第一人者として世界的に有名な日本人学者、北岡明佳教授が作成した錯視画像です。スマートフォンなどの小さい画面で見ると効果が薄くなりますが、一部だけ拡大して見ることでも錯視が起こります。

こちらは動画ではなく静止画像なのですが、まるで蛇がうねうねと蠢いているように見えます。

エッシャーの「滝」

だまし絵の画家として知名度の高いマウリッツ・コルネリス・エッシャーの「滝」という作品です。「視覚の魔術師」とも呼ばれるエッシャーの作品はどれも脳が混乱するような不思議な世界が描かれています。

「滝」に描かれた景色は、一見なんの変哲もないように見えますが、よくよく見ると…現実には存在するはずがありません。

ドレスの色は?

ネット上で大きな話題となったドレスの写真です。こちらのドレスの色は何色に見えますか?青地に黒の模様、あるいは白地に金の模様、と不思議なことに意見が真っ二つに分かれます。

ドレスが明るい場所にあると捉えると青地に黒、ドレスが暗い場所にあると捉えると白地に金に見えやすくなるそうですが、どちらのドレスの色も見ることができますか?

異様な顔の犬

海外の掲示板にアップされ話題になった2匹の犬の写真です。なぜ話題になったのかというと、奥側にいる犬…思わずぎょっとする異様な顔に見えてしまいます。実は、犬が直角に近い角度に首を傾げているのですが、お分かりいただけるでしょうか?

何気なく撮った写真が、偶然にもトリックアートのような犬を生み出したようです。

錯視を体験できる美術館

錯視や錯覚を利用したトリックアート美術館が全国各地に存在します。目だけではなく、五感を使って楽しめる展示もあるので、不思議な錯視や錯覚の世界に触れてみてはいかがでしょうか?

高尾山トリックアート美術館(東京都八王子市)

高尾山トリックアート美術館は、だまし絵をトリックアートで再現することをコンセプトとしています。美術館と言えば静かに鑑賞するイメージがありますが、多くのトリックアート美術館では、写真撮影OK、わいわい騒ぎながらトリックアートを楽しむことを目的としているので気軽に来館してみましょう。

  • 館名:高尾山トリックアート美術館
  • URL:http://www.trickart.jp/
  • 住所:東京都八王子市高尾町1786
  • アクセス:京王線・高尾山口駅より徒歩1分

東京トリックアート迷宮館(東京都港区)

「江戸エリア」や「愉快な忍者とお化けの屋敷」といった和風の展示が特徴的なトリックアート美術館です。お台場にあり、ゆりかもめなら駅から徒歩2分というアクセスの良さも魅力的ですね。

  • 館名:東京トリックアート迷宮館
  • URL:http://www.trickart.info
  • 住所:東京都港区台場1-6-1 デックス東京ビーチ シーサイドモール4F
  • アクセス:ゆりかもめ・お台場海浜公園駅より徒歩2分

トリックアートミュージアム軽井沢(長野県北佐久郡)

長野県の避暑地、軽井沢にあるペットも入館可能なトリックアート美術館です。名画の中に入り込んだり、逆に絵の中から人や物が飛び出してくるようなトリックアート写真がたくさん撮れるので複数人で行くのがおすすめです。

  • 館名:トリックアートミュージアム軽井沢
  • URL:http://www.art-karuizawa.com
  • 住所:長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢809
  • アクセス:小海線・軽井沢駅より車で約5分、徒歩で約20分

感覚ミュージアム(宮城県大崎市)

錯視を利用した目で見るトリックアートだけではなく、聞く、触れる、嗅ぐといった様々な「感覚」をテーマとした美術館です。普段意識することのない、感覚について考えさせられる展示がたくさんあります。

  • 館名:感覚ミュージアム
  • URL:http://www.kankaku.org/
  • 住所:宮城県大崎市岩出山字下川原町100
  • アクセス:東北自動車道古川ICより車で約15分

愛媛県総合科学博物館(愛媛県新居浜市)

錯視は科学的な現象なので、科学館や研究機関などでも錯視について展示されている場合があります。愛媛県総合科学博物館では「ふしぎアベニュー」という常設展で錯視や錯覚を体験することができます。

  • 館名:愛媛県総合科学博物館
  • URL:http://www.i-kahaku.jp
  • 住所:愛媛県新居浜市大生院2133-2
  • アクセス:松山自動車道・いよ西条インターチェンジから車で約5分

まとめ

不思議な錯視の世界をお楽しみいただけましたか?意図的に錯視を起こすように作られた錯視画像はもちろん、偶然に撮られた錯視写真なども興味深いですよね。スマートフォンやパソコンの小さい画面でなく、美術館などで錯視を体験してみるのも良いかもしれません。

目や脳のメカニズムの解明にもつながると言われている錯視。研究が進むにつれ、新たな錯視画像も増えていくことでしょう。